第2話 日常~2~

 翌日、私はいつも通り登校をし、いつも通り授業を受けていた。


 だけど、少しだけ違った。


 それは、クラスメイトが1人帰ってこないこと。


 授業中、お腹が痛くなったとトイレに行ってしまったきりそのまま。


 しかも、その授業は2時間目。


 そして今は、まさかの放課後。

 

 休み時間や昼休みで校内を残りのクラスメイトで探したけど、どこを探しても居なかった。


 昨日の考え事があって今日か。


 幸か不幸か……でもまぁ、決め付けは良くないよね。


「おい麗香。お前の昨日の勘当たってるかもしんないな」


「やっぱりそんな気がするわよね」


「れいちゃーん。どうする?多分あそこだと思うの」


「お前らそんな簡単にコンビニ行ってくるみたいな感じで言うなよ」


「だってね?私としてはこれはチャンスと捉えても良いと思うわ」


「チャンス?何の話?」


「じゅりは、来るタイミングが悪すぎる」


「まぁまぁ、この謎が解けるかもしれないってこと。だから、思い切って飛び込むべきだと私は思うの」


「あの噂ってさ、確か『戻ってくる人とそうでない人が居る』だったり『至るところに飛ばされた』とかわけわからんのが無かったか?」


「『戻ってくる人とそうでない人』に関しては嘘で間違いない」


「戻ってくるには戻ってくるんだよね」


「そう、遅かれ早かれ戻っては来てるわ。だから今回も遅いけど戻ってくる」


「なるほどなー。じゃあさ、『至る所に飛ばされた』ってやつは?」


「鏡の中に入っていないから分からないけど、入って行った人はみんなそう言ってたわね」


「やっぱ嘘っぽいけど信じてやりたいんだよなー」


「とりあえず、私たちは例の鏡を見つけてその中に入らないと分からないと思うのよ」


「僕も賛成!僕たちだけでも謎を解き明かして解決策を考えよ!」


「……だな。分からなかったらまずは、行動あるのみ!」

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