色を盗む少女と、モノクロームの探偵
ラズベリーパイ大好きおじさん
色彩収拾人
色彩収集人
第一章:色を盗む日々
世界は色でできている。
文字通りの意味で。
人々は誰もが、感情によって生み出される微かな光彩に包まれている。喜びの黄色は太陽の破片のように輝き、悲しみの青は深い海の底を思わせる。怒りの赤は炎のように揺らめき、安らぎの緑は春の若葉のように柔らかい。
私はその色を盗むことができる。
人の感情が滲み出した色を、触れるだけで掌に収めることができる。
名前はカイ、十七歳。この能力に初めて気づいたのは七歳のときだった。大好きだった祖母が亡くなり、母が泣いている背中に触れた瞬間、深い藍色の光が私の指へと流れ込んだ。母は突然泣きやみ、「どうして泣いていたのかしら」と困惑した顔をした。私の小さな手の中には、紺碧の宝石のような粒がひとつ転がっていた。
それから十年。私はこの能力と折り合いをつける方法を学んだ。
「今日も採集に来たの?」
駅前広場のベンチで、幼なじみのケンが声をかけてきた。彼の周りには薄い水色のオーラが漂っている。心配の色だ。私のことをいつも気にかけてくれる。
「うん。新しい絵に必要な色がなくて」
私は通り過ぎる人々を観察した。ランチタイムのサラリーマンたちは様々な色に包まれていた。プレゼンの成功で自信に満ちた金色の男性、取引先からの電話に焦る茶色の女性、そして──
「あの人は珍しい色ね」
公園の隅で絵を描いている老人に目が留まった。彼のオーラは虹色に変化していた。創造の喜び、過去への郷愁、わずかな寂しさ──それらが混ざり合い、絶え間なく色を変えていた。
「触れてみたい?」ケンがからかうように言った。
「だめよ。彼の絵の邪魔になるもの」
私が盗んだ色は、通常なら数分で本人に戻る。でもその間、感情が希薄になる。絵を描いている最中に創造の喜びを奪うなんて、残酷すぎる。
しかし、必要な色は別にあった。
「ごめん、ちょっとだけ」
小声で謝りながら、私は携帯電話で激しく怒っているスーツ姿の男性に近づいた。エレベーターのドアが閉まろうとする瞬間、彼の袖に軽く触れた。
鮮烈な赤が私の指先に吸い込まれていく。炎のような、血のような、生命力そのもののような赤。男性は一瞬目を見開き、何かを忘れたように首をかしげた。エレベーターの中でもう一度電話を取り出したが、なぜ自分が怒っていたのかわからなくなったようだ。
私の掌にはルビーよりも透き通った赤い粒がひとつ。これをキャンバスに散らせば、どんな絵の具よりも鮮やかな赤が生まれる。
「これで三つ目だね」ケンがため息をついた。「カイ、そろそろこの能力の使い方を考えた方がいいんじゃないか?」
「考えてるよ。いつも考えてる」
自宅兼アトリエに戻る道すがら、私はケンに言った。
「でも、これしか方法がないの。普通の絵の具じゃ描けない色がある。盗んだ色でしか表現できない感情がある」
アトリエには未完成の絵が何枚も立てかけてあった。全て「盗んだ色」で描かれた作品だ。青く沈んだ海の絵には、三年前に盗んだ悲しみの青が使われている。あの日、失恋した友人がカフェで泣いていた。知らないふりをして彼女の肩に触れ、紺碧の光を集めた。罪悪感は今も消えない。
「この赤は何に使うの?」ケンが今日盗んだ赤い粒をそっと持ち上げた。
「夕焼けの絵に。本当の怒りのエネルギーがないと、あの圧倒的な赤は描けないから」
ケンは黙ってうなずいた。彼の水色のオーラが少し濃くなった。もっと深い心配の色だ。
第二章:モノクロームの事件
その夜、テレビのニュースが異様な事件を報じていた。
「また一人、完全にモノクローム化した遺体が発見されました」
画面には、白黒写真のように全ての色を失った男性の姿が映し出される。肌も衣服も髪も、全てが灰色の階調でしかない。まるで古い映画の一場面から抜け出したような不気味さだった。
「今月で三人目となります。警察は『完全色盗り事件』と名付け、特殊な手段を用いた連続殺人事件として捜査を進めています」
アナウンサーの声が続く。
「専門家によると、人間から全ての色彩を奪うには、物理的に不可能なエネルギーが必要だと言います。一部のオカルト研究家は『感情そのものを吸い取る能力者』の存在を指摘していますが…」
私はリモコンでテレビを消した。手が震えていた。
こんなこと、できるはずがない。私の能力では、せいぜい一つの感情の色を一時的に盗むだけだ。全ての色を永久に奪うことなんて…
「カイ、大丈夫?」ケンが心配そうに私を見た。
「私みたいな能力を持つ者が、他にもいるのかもしれない」
「君は人を傷つけない。一時的に感情を薄くするだけだ」
「でも、もし私の能力が進化したら? もし制御できなくなったら?」
ケンは黙り込んだ。彼の水色のオーラがゆらめき、銀色の光が混ざり始めた。恐怖の色だ。
翌日、学校では事件が話題になっていた。誰もが「色彩を奪われる」恐怖に怯えていた。
「もし自分がモノクロームになったら、どうなると思う?」
廊下ですれ違った女子生徒たちの会話が耳に入った。
「感情もなくなるんでしょ? それってつまり、死んだも同然じゃない」
私は耳を覆いたくなった。図書室に逃げ込むと、そこで奇妙な光景を目にした。
本棚の一角が完全にモノクロームになっていた。本の背表紙も、机も椅子も、全てが灰色だ。そしてその中心に、一人の男性が立っていた。
「やっと会えたね、色彩収集人」
男性はゆっくりと振り向いた。驚いたことに、彼だけが完全な色彩を保っていた。深緑のトレンチコート、栗色の髪、そして灰色の──感情の色のない瞳。
「私の名前はシロ。人々からはモノクローム探偵と呼ばれている」
「どうしてあなただけ色が?」
「なぜなら、私は色を盗まれないからだ」シロは淡々と言った。「正確に言えば、私には最初から感情の色がない。生まれつき、感情を色として認識することも、自分から色を発することもできない」
彼は一歩近づいた。確かに、彼の周りにはオーラがなかった。人間でありながら、完全に色彩のない空間のように感じられた。
「君がこの事件の容疑者としてマークされていることを知っているか?」
私は息を呑んだ。
「警察は色彩に関わる特殊な能力を調査している。君の存在はすでに一部で知られている」
「でも、私はそんなこと…」
「知っている」シロは手を上げて私を遮った。「君の能力は一時的な色彩収集に過ぎない。完全色盗りとは質が違う。だが警察は区別できない。彼らには『色彩能力者』は全て同一に映る」
「なぜあなたが私に?」
「事件を解決したいからだ。そして、君の協力が必要なんだ」
シロはモノクローム化した本棚を指さした。
「犯人はここにいた。全ての色を吸い尽くすほどの力を持っている。君の能力が少しでも似ているなら、残された『色の残響』を感じ取れるかもしれない」
私は目を閉じ、その空間に集中した。確かに、かすかな「何か」が残っていた。色そのものではない。色が失われた後の空虚な響きのようなもの。
「ここにいた人は…とても寂しかった」私は呟いた。「孤独で、誰にも理解されないと感じていた。でも同時に、強い願いがあった。何かを完成させたいという」
シロの目が細くなった。
「それは貴重な手がかりだ。現場からは通常、そんな情報は得られない」
「私、役に立てる?」
「大いに役立つ」シロは名刺のようなものを差し出した。「明日の放課後、最初の事件現場に来てほしい。詳しく話そう」
名刺には「色彩事件専門探偵 シロ」と書かれていた。電話番号の下には、小さく「感情の色を持たない者」と記されていた。
第三章:過去との再会
調査は難航した。三つの事件現場を回ったが、得られる手がかりは少なかった。それぞれの現場には同じ「寂しさと強い願い」の残響が漂っていた。
「犯人は同じ人物だ」シロは車の中でメモを取っていた。「だが動機がわからない。色彩を奪うことに、どんな意味があるのか」
「色そのものが目的かもしれない」私は窓の外を見ながら言った。「私みたいに、色を集めているのかも」
「だが、盗んだ色はどこにある? 完全色盗りなら、莫大な量の色彩エネルギーが集まっているはずだ。どこかに隠されているに違いない」
その時、携帯が鳴った。ケンからのメールだった。
「カイ、すぐに帰ってきて。君の家の前で変なことが起こっている」
私はシロに事情を説明し、急いで自宅へ向かった。アトリエのある古いアパートの前で、ケンが蒼白な顔で待っていた。
「中を見て」
ドアを開けると、アトリエが変わっていた。私が盗んで集めていた色の粒が、全て消えていたのだ。代わりに、床に奇妙な模様が描かれていた。色のない、灰色の粉で描かれた円形の模様。
「これは…」
「私が調べている事件現場と同じ模様だ」背後からシロの声がした。彼もついて来ていた。
「どうしてここが?」
シロは部屋の中を注意深く見回した。
「犯人は君のことを知っている。しかも、君が集めていた色を全て持っていった」
私は震え上がった。盗んだ色は私にとって、罪の証であり、同時に作品の源だった。それを奪われることは、自分の一部を奪われるようなものだ。
「でも、なぜ私の色を?」
その夜、眠れずに子供の頃のアルバムをめくっていた。両親が亡くなってから、ほとんど開かなかったアルバムだ。ページをめくると、一枚の写真が目に入った。
七歳の私と、十歳の兄リクが肩を組んで笑っている。背景は祖父の家の庭だった。その写真を見て、私はあることを思い出した。
リクは絵を描くのが天才だった。でも九歳の頃から、突然描かなくなった。ちょうどその時期、私は自分の能力に気づき始めていた。
「お兄ちゃん、どうして絵を描かなくなったの?」
ある日のこと、私はリクに尋ねた。彼は窓の外を見つめたまま、長い間黙っていた。
「…色が見えなくなったからだよ」
「色が?」
「うん。ある日突然、世界が褪せて見えるようになった。君の絵の具の赤も、空の青も、全てが灰色の濃淡に見えるんだ」
私はその時、リクのオーラが薄くなっていることに気づかなかった。もし気づいていたら、私が無意識に兄の色を盗んでいたのかもしれないと疑っただろう。
リクはその後、家を出て行った。両親の事故の後、彼は完全に行方知れずになった。もう五年も会っていない。
もしかして、と思った。でもそんなことあるはずがない。
第四章:色の流れ
四件目の事件が発生したのは、その三日後のことだった。
シロからの緊急連絡を受けて病院へ駆けつけると、ベッドに横たわる若い女性の色彩がゆらめいていた。まるで滝のように色が流れ出し、どこかへ吸い込まれていく。彼女の肌はすでに灰色がかってきていた。
「止められる?」シロが私を見た。
「わからない。でもやってみる」
私は女性の手に触れた。流れ出ていく色の逆流を感じ取ろうとする。すると、驚くべきことが起こった。色が私の方へ流れ始めたのだ。しかも、一つではなく、全ての色が。
頭の中に洪水のようなイメージが押し寄せた。女性の記憶、感情、人生の断片──それらが色彩となって私の中へ流れ込む。私は自分が誰なのかわからなくなりそうだった。
「やめて!」シロが私を引き離した。「君までモノクローム化するつもりか!」
「でも、この人は…」
「見ろ」
シロが指さす先で、女性の色彩の流出が止まっていた。一時的にせよ、私の介入が効果があったらしい。彼女の肌にわずかだが血色が戻り始めた。
「これで犯人の位置がわかるかもしれない」シロが車から特殊な装置を取り出した。「色の流れを逆探知する機械だ。君が介入したことで、流れに乱れが生じた。ここから源を特定できる」
装置の画面に地図が表示され、赤い点が点滅し始めた。それは街の外れ、私の実家がある地域を示していた。
「そんな…」
「行こう」
シロの車で実家に向かう途中、記憶の断片がつながり始めた。リクが色を見失い始めた時期。私が無意識に兄の色を盗んでいたのではないか? 子供の頃、よく手をつないで歩いていた。寂しがりやの兄は、いつも私の手を握りしめていた。そのたびに、少しずつ…
「私が悪いんだ」私は呟いた。「兄の色を盗んでいた。だから彼は色を見失った。そして今、他人の色を奪ってまで、自分の色を取り戻そうとしている」
「自分を責めるな」シロの声にはいつもより温かみがあった。「君に故意はなかった。子供の頃の能力は制御できないものだ」
「でも結果は同じ。私は兄を傷つけた」
車が実家の前に止まった。かつて家族四人で暮らした家は、もう何年も人の気配がなかった。でも今、窓から微かな光が漏れていた。
ドアは開いていた。
第五章:色彩の渦
中に入ると、そこは色彩の宇宙だった。
盗まれた無数の色が天井まで積み上げられ、ゆらゆらと揺れている。赤、青、黄、緑、紫──あらゆる色が渦を巻き、流れ、混ざり合っている。その中心で、一人の男性が巨大なキャンバスに向かっていた。
「リク…」
兄は振り向いた。五年ぶりに見る彼の顔は、昔よりもずっと痩せて、鋭くなっていた。そして彼の目には色がなかった。いや、正確には、全ての色が混ざり合って濁った灰色になっていた。
「カイか。よく来たね。君ならきっと来るとわかっていた」
「なぜこんなことを?」
「完全な人間になるためだ」リクはキャンバスを見つめた。そこには色のない下絵だけが描かれていた。「僕は長年、色を失っていた。感情を感じられない空虚な日々。絵を描く才能さえ失った。でも気づいたんだ。他人の色を集めれば、自分にも色が戻るって」
「それは間違っている!」私は叫んだ。「盗んだ色で、本当の感情なんて取り戻せない!」
「じゃあ、君はどうだ?」リクの目が鋭く光った。彼の周りの色彩の渦が激しくうねった。「君だって盗んだ色で絵を描いている。僕と何が違う? ただ量の問題じゃないか?」
私は言葉を失った。確かに、私は人から色を盗んでいた。罪悪感を感じながらも、芸術のためと正当化して。
「違う」シロが前に出た。「彼女は一時的に借りているだけだ。君は永久に奪っている。しかも、色だけでなく、感情そのもの、記憶そのものを奪っている」
リクは嘲笑った。
「感情のない君に、それがわかるのか? 色彩も感情も持たない君が、人の心の痛みを理解できるとでも?」
その時、私は気づいた。シロの周りに、ほのかな光が生まれていた。最初は気づかなかったが、確かに色が輝き始めている。薄い、でも確かな青色。悲しみの色だ。
「シロ、あなた…」
「君の言う通り、私は生まれつき感情の色を持っていなかった」シロは静かに言った。「でもこの事件を追ううちに、初めて色が生まれた。悲しみの青だ。他人の痛みを理解できるようになったからかもしれない。君たち兄妹の苦しみを見て、初めて『悲しい』という感情が色となって現れた」
リクが動揺した。周りの色彩の渦が不安定に揺らめき始めた。
「そんな…ありえない。感情の色は生まれつき決まっている。後から生まれることなんて…」
「人間は変われる」私は一歩踏み出した。「お兄ちゃんも、もう一度色を見つけられる。盗むんじゃなくて、自分の色を。本当の感情から生まれる色を」
リクの手が震えていた。彼の目から、一滴の涙が落ちた。驚くべきことに、その涙は灰色ではなかった。透明な、普通の人間の涙だった。
「でも、もう遅い。僕はもう多くの色を盗んだ。三人の命を奪い、もう一人を危険な状態にした。戻すことなんて…」
「できるよ」私はそっと近づき、兄の手を握った。「私が手伝う。盗まれた色を、少しずつ元の持ち主に返していこう」
「そんな能力があるのか?」
「わからない。でも試す価値はある」
私は目を閉じ、リクの手から流れ込む色彩の洪水を感じた。無数の人生、無数の感情が混ざり合った混沌。その中から、一つずつ、本来の持ち主へと色を帰す作業を始めた。
最初はうまくいかなかった。しかし次第に、コツがわかってきた。それぞれの色には固有の「響き」がある。それを手がかりに、色を街の方向へと送り出す。
光の粒が窓の外へ飛び立っていく。一つ、また一つ。それぞれが自分の家へ、自分の体へと戻っていく。
「私が盗んだ分は返せない」私は泣きながら言った。「子供の頃、無意識に盗んでいたお兄ちゃんの色。それはもう私の一部になっている。ごめんね、本当にごめんね」
リクはゆっくりと床に座り込んだ。色彩を失い、疲れ切っていた。でも、彼の目には初めて、ほのかな色が戻っていた。自分の涙から生まれた、透明な光の色だ。
外でパトカーのサイレンが聞こえてきた。
第六章:新しい色
リクは逮捕された。しかし、全ての色を返還したこと、そして妹の協力があったことが考慮され、刑は執行猶予付きの判決となった。彼は専門の施設で、感情の回復プログラムを受けることになった。
私は週に三度、施設を訪ねた。
「今日は何の色を持ってきた?」リクが訊く。彼のオーラはまだ薄いが、確かに自分自身の色が生まれ始めていた。淡いクリーム色──穏やかさの色だ。
「公園で感じた色たち」私は小さなスケッチブックを見せた。「砂遊びする子供の笑い声の黄色。ベンチで本を読む老人の知恵の茶色。そして…」
ページをめくると、そこにはシロと私が話しているスケッチがあった。
「探偵さんは元気?」
「うん。今は別の事件を追っている。でも時々、アトリエに顔を出してくれる」
私の能力は変わっていた。もう人から色を盗むことはできない。代わりに、自分の感じた色を「収集」できるようになった。喜び、悲しみ、希望、安らぎ──それらを直接感じ取り、絵に託すことができる。
シロは今も探偵を続けている。彼のオーラは日に日に豊かになっていった。先週訪ねてきた時は、笑い声の黄色と、ちょっとした照れのピンクが混ざっていた。
「次はどんな絵を描くんだ?」ある日、シロがアトリエで訊いた。
窓の外には、人々がそれぞれの色彩をまとって歩いていた。完璧ではないけれど、それでいい。欠けた部分があるから、埋めたくなる。空白があるから、色を塗りたくなる。
「すべての人が、自分の色を見つけられる世界の絵」私は答えた。「盗む必要のない、奪う必要のない世界。誰もが自分自身の光で輝ける世界を」
シロはうなずき、キャンバスに目をやった。
「君の絵には、以前にはなかった色がある」
「どんな色?」
「許しの色だ。自分自身を許す、薄紫色の光」
私は自分の手を見た。確かに、掌から微かな紫の光が漏れていた。十年間背負ってきた罪悪感が、少しずつ許しへと変わりつつあった。
世界は色でできている。
盗むものでも、奪うものでもなく、感じるもの。
分かち合うもの。
そして、その色はいつか、誰かの物語になり、また新しい色を生み出す。
色を盗む少女と、モノクロームの探偵 ラズベリーパイ大好きおじさん @Rikka_nozomi
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