第五章　モンスター☆トリオ、まさかの芸能活動中！？

ドラキュラは、コウモリを操る特殊な発声法で、聴衆の脳に直接響くあま～いハイトーンを響かせます。


狼男は、野性的な瞬発力と残像が見える高速スティックさばき。

遠吠えパーカッションで地響きのような重低音のリズムを刻みます。


フランケンは、継ぎ目のある大きな指で弦をはじき、体内に蓄積した電気をベースに流し込み電気音を鳴らします。


練習の休憩時間、ドラキュラが淹れた甘～いミルクティーを、狼男は尻尾を振りながら飲み、フランケンはコタツで温まりながら「武道館、絶対行こうな」と誓い合うのです 。


彼らは、それぞれの特技を活かして、現代社会をなんとか生き抜いています。

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