第15話

 ───もう書かなくなった?


 ───オリジナルは捨てた?


 ───テンプレだけを書く?



 そのどれも違います。


 気持ちが完全に自由になりました。


 ───オリジナルは、

    書くことそのものが楽しいから書く。


 という境地です。

 達したと言っていいかもしれません。


 だからこそ、


 ───次は、大多数の心を楽しませる物語を書いてみよう。


 と、思ってます。


 そっち”も”書くという───挑戦的実験。


 オリジナルとかテンプレとか気にしない。

 もちろん、★や評価なんてもっと気にしない。

 意識して書けば、そんなの必ず後で着いてくるハズだからです。

 ただ、それすらどっちでもいい。


 ★や評価は執着するものじゃなく、

 ───本気で遊んであげる存在。


 少なくなくとも、自分はそう思ってます。


 今度は、自分が面白いかどうかより、狙った大多数の心を楽しませられるかどうか。

 今、自分が考えてるのはそこ。

 同時に、自分が想いを込めて書きたい物語は、それとは別に書いていきます。


 オリジナル───自分の気持ちとファンの為に

 テンプレ ───大多数の気持を楽しませる為に


 じゃあ、


 オリジナル+テンプレ=???


 は、どうなるんでしょう。

 上手くいくかは未知数。

 だってweb小説では、まだバズったことも書籍化したこともないですから。


 なので、次はテンプレ”も”使って大多数に!


 とか言っといて、書いたら誰にも刺さらないかもしれません。

 アハハ⋯⋯みたいに。


 ただもしそうだとしても、落ち込みません。

 きっと楽しいと思います。

 ”自由”に書いてるから。


 だからこそ、今、テンプレ使わずオリジナルで書いてるあなた。

 より本気で想いを込めて書いてみてください!


 それこそKさんから、


 ───ぜ〜ったい読みません♡


 と、笑顔で言ってもらえるぐらいまで。


 Kさんはジュンの作品の感想欄を読んで、ちゃんと読者の心に刺さってるのを分かっていました。


 また、作品に向かい合う姿勢を好きになり、作品じゃなくジュンそのものを”読んで”いたんです。


 だからこそ、作品は読まずに笑顔で応援してる。


 こんな子いたら最高ですよね。


 もちろん作品を読んでもらってもいいんですよ。

 ただ、それより大事なのは、


 ───あなた自身の物語想いを”読んで”もらえてるかどうか。


 本気で泣くほど書いて書いて、折れそうになってもまた書いて、その先に誰か1人に”読んで”もらえたら、オリジナル作品は───そこがゴール。


 オリジナル作品は、たった1人にでもいい。

 ───想いを分かち合ってもらうこと。


 そんな素敵な作品を、★や評価の為に歪めるなんてナンセンス。


 なので、もしあなたが今、書いてて苦しいなら、是非この”自由”を目指してみてください。

 本気で想いを込めて書いていれば、バズらなくても必ず誰かに”刺さり”ます。


 ん? 本当にゼロ?


 でしたら⋯⋯

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