第14話

 これを読んで下ってるあなたも、いつも思ってませんか?


 ───なぜ、自分の作品はバズらない?!


 ───自分の方がトップランカーの作品よりいいハズなのに!!


 ───テンプレじゃない作品で、絶対にバズらせてやる!!



 お気持ちよく分かります。

 自分もそれで鬱になりかけたこともあるので。

 いや、嘘つきました。

 すいません。

 ずっとそうでした。


 上記の言葉は全部思ってましたし、正直、今だって最高に面白い物語を書いてると思ってます。


 ただ、ただですよ。

 結論、最初に言った通り、


 オリジナルでバズるのは難しいし、なにより、

 ───そこをオリジナルで狙うべきじゃない。


 と、いうことに気づいたんです。


 これ、なんでかというと、


 ───良い作品≠バズる作品だから。

 (見えにくいけど、ノットイコールです)


 なんでもそう。


 近い内にまた書くかもしれませんが、


 バズるかどうかは───属性との相性が全て。

 だからです。


 身も蓋もありませんが、これ、例えば音楽の世界でもそうです。


 その人は最優秀賞を勝ち取りました。

 審査員たちからは絶賛。

 最高の音楽だ!!


 なのに───残念ながら売れてない。


 これはなぜか?


 聴く耳が、審査員と自分ら一般人とではレベルが違いすぎるから。

 理解出来ないんですよ。

 

 凄くいい音楽でも、聴く耳がなければ。

 ゆえに───”好み”が大きく異なります。


 他には料理だってそう。

 子供に高級フレンチとか出しても、大抵は、


 ───うぇ〜っ


 となり、


 ───ハンバーガー! ポテト! お菓子ー!


 ってなりますよね。



 これは、良し悪しじゃない。

 ───求めるものの違い。


 web小説もそう。

 カクヨム公式からレビュー来てるのに、ほとんど評価されていない作品もありますよね。

 自分ら”書く側”の人間たちからしたら、メッチャ面白いのに。


 だから、


 音楽なら───リスナーの好みに

 小説なら───読者の好みに


 合わせないと無理。

 莫大な★は。


 また、これも自分の大切な読者の方に教えていただきました。


 面白い作品は、

 ───エンタメ8割、想い2割。


 もちろん、その上でオリジナルっていうのはあって、自分も今、それは見えかけています。

 多分こういう物だという概要は。

 この方のお陰で。

 ここは、ハッキリしたらまた伝えますね。


 けれど、あなたも小説って、

 ───自分自身が最高に面白いと思うもの。


 それを書きたくないですか?

 

 少なくとも、自分はそうです。

 しかし、今まで一部の人からは熱狂的な反応は貰えても、大多数からは無理でした。


 だけど諦めずに本気でやり(仕事しながら睡眠3時間の頃もありました)、今回いただいたご感想で悟ったんです。


 ───オリジナル作品は、

 たった1人に”読んで”もらえたら価値がある。


 慰めとか諦めじゃありません。


 この結果どうなったか?

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