第11話

 ここで完結が遠のく出来事が⋯⋯。


 『未読 43 時の止まる邂逅』

https://kakuyomu.jp/works/16818792436771352361/episodes/822139836447224300


 ジュンは記者会見でみんなから責め立てらても、必死に想いを伝える。

 けれど、追い詰められてメッチャ劣勢に。

 そこにKさんが現れ、最高の切り返しで無双していくことになる展開。

 ここまでは無事に進みました。


 事実、


 『未読 46 ”読まない”と信じたキミへ』

https://kakuyomu.jp/works/16818792436771352361/episodes/822139836535767053


 この回で、完全フィナーレの予定でした。

 タイトルもそれっぽいですよね。


 ただ、とある読者の方から言われたんです。


 ───天翔 零の正体が気になります。


 悩みました。

 もちろん、今思うとよかったんですよ。

 すっごく。

 むしろ、このご感想なければこの作品の魅力は50%程度で終わっていたので。

 なので本当に感謝しています。


 ただ、当時は正直、


───どうしよ?


 と、いう状態でした。

 この天翔 零というキャラは、実は自分の別作品からの出演で、この作品では深く関わらせるつもりはなかったからです。

 零が主人公の物語は完結出来なかったので、供養みたいな意味合いで出したのが本当のところ。


 けれど、気になるという声を無視は出来ない。

 なぜならここまで書くのに、読者の方からの感想が大きな力になっていたからです。

 展開へのヒントもありました。

 とにかく大切な読者様。

 やるしかありません。

 

 また、この段階ではもう───


 ───作品は自分だけで創るものじゃない。


 と、いう意識になっていました。

 ★の数も、


───増えんな⋯⋯。


 とは思いつつも、以前程は気にしない状態に。


───評価云々よりも、ここまで読んでくれてる読者の方々の為にも、最高の展開にしよう!


 という気持ちで、天翔 零を登場させました。

 コメント主としてだけではなく、物語の中へ。

 しかも───ジュンとKさんが”絆”で結ばれた瞬間に!


 この登場のさせ方は、自分もかなり気に入るシーンに書けました。


 こんな感じです───

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