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左手の、火傷。


ビックバイパーの左のウイングを攻撃したミサイルの為なら、その痛みは大きいものだった。


エリックはその状態で、部屋へと帰る。


...「エリック。 左手...」


気づかれた。


「...いや、...これは... ...何でもない、」


女性が傷の手を丁寧に触れる先、痛みと恥ずかしで反応したそれを、エリックは隠す。


「......女よ。 ...これは... ...何でもないんだ。」


...「あなたは、ビックバイパーとして傷んだの...?」


「......いや、違う、」


「...今日は手を火傷しただけだ。」


...「エリック、私には全てが見えるのよ...」


****

女性は誘惑的に体を近寄る。


一つ一つ、脱げる服装。


「...お、女よ。 ......俺は今興味がない、」


綺麗な裸。


「......、」


我慢できない。


女性はエリックとの目線を崩さずに、腰の辺りまでしゃがむ。


...「欲しくないの...?」


ただ見つめ合う。


「......っ。」


情けなく、性欲でいっぱいだ。


頭に降りる、左手。


その酷い火傷の手は今にも痛そうだった。

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