第5話 1日配信(中)

視点さくりぃ

「というわけでまずは雑談しながら俺のお絵描き配信を昼までしようと思います」

【何描くの?】

【低:説さんも考さんもいないから暇ぁぁぁ】

【真:何かと低さんもオール配信見るんだな】

【低:だってさー家にいても暇だから動画で話し相手見つけてるのにあの2人お仕事行ったんだよ!?置いてかれて暇になるに決まってんじゃん】

「じゃあさ、低知能ニキはさ、特技とかあるのか?」

【低:ハッキング、プログラム、マッドサイエンス!!】

【真:ど・こ・が・低知能だ!!それ超高度な技術だぞ!!】

【忠:こ、これが類は友を呼ぶってやつか!?】

【犯罪まがいのことするじゃん低さん】

【低知能の定義とは??】

「思ってたよりすげぇぇぇ!!」

【低:思ってたよりって何!?】

「いや、てっきり数学の問題で新しい計算式を編み出すとかだと思ってたんだよ」

【低:自分はそれは無理だよぉぉぉ!!難易度高いよぉぉぉ!!】

【真:↑どこが難易度高いんだ?ハッキングとマッドサイエンスの方がむずいぞ?】

【朗報、低知能ニキ実は天才ニキだった】

【悲報、低知能ニキ、マッドサイエンスとかハッキングとかできるのに数学で新しい計算式は作れない】

【さくりぃ先生の特技は?】

「俺の特技は絵を描くことだな!!」

【忠:あとはみずなちゃんを怒らせること】

「真、忠、後で家来い、ゲームでフルボッコにしてやるから」

【真:ふははは!!某大乱闘ゲームでCPレベルMAXを7体VS俺で勝てるんだから

お前らは雑魚同然だぁ!!】

【↑強すぎだろ】

【同意】

【また同意ニキがいる】

【忠:マオリカートなら絶対に負けねえぜ!!】

「残念だったなぁ!!今回するゲームはぽよぽよエトリスだぁ!!」

【真:な、なんだとぉぉ!?】

【忠:うぁぁぁぁぁ、トラウマがぁぁぁぁぁ】

【あれ簡単でしょww】

【何をどうすればトラウマに・・・】

「俺と翠里の超高速揃えでお前たちを翻弄してやるぜぇぇ!!」

「お兄ちゃんもボクが潰してあげるよ♪」

「かかってこいやぁ!!・・・え"!?」

【真:わぉ】

【忠:いつの間に】

【同:↑同意】

【低:うわ、同意ニキまた出てる】

【母:やっぱりみずなは背後から近づくのは上手だわね】

【こんなに後ろから音も無しに近づいてくるのはみずなちゃんだけでしょ】

「結構みずなはぽよぽよエトリス上手いんだよなぁ」

「いやいやプロには敵わないよ」

「みずなは絶対にプロより強いんだよ」

「う〜ん?」

【母:何年も前に真くん、忠くん、さくりぃとみずながぽよぽよエトリスで

戦ってた時に自分がとんでもない速さで3人の邪魔者を増やしてたんだよ】

【低:それが後で見られるんだね!!】

【どんな速度でブロック消せるのか期待】

【同:↑同意】

【そろそろ同意ニキ、同意以外のも自分でコメントしなさい】

【真:俺さ、暇になったから今からそっち行っていいか?】

【忠:俺も暇〜】

「みずな、真と忠が今から遊びたいらしいがどうする?」

「じゃあそのままオール配信に参加する?」

【真:お!!いいのか!?】

【忠:よしじゃあ泊まりの準備して今から行くぜ!!】

【低:でもVtuberってアバター必要じゃなかったっけ?】

【うわぁ低ニキが正論言ってるぅ】

【でもマジでこれは事実なんだよな】

【どこかのV:アバターって1から作ろうとすると何ヶ月もかかるんだよね・・・】

「そんなこともあろうかとすでに2人分はアバターの完成品があるんだなこれが」

「実際、先生って夜中に2人分のアバターを動作まで完璧にしたからね」

【私Vtuberのアバター作成スタッフなんですけど私が所属している事務所では

アバターを描くだけで少なくとも1週間はかかるんですよ。そこから動作まで

となると最低でも1ヶ月かかるんですよ!?それを一晩で2人分完成させるって

どこも真似できないすごい事なんですよ!?】

【まあ、さくりぃ先生って絵が上手いのに1日で5作品公開してることあったし】

【真:アバターはあるってことで行っていいって事だな!!】

【忠:じゃあ準備できたら真と合流してそっちに向かうからな!!】

【低:いいなぁ、自分もそっちに行きたいなぁ】

【家どこなんだ?】

【低:それ個人情報じゃない?まあ自分はハッキングできるし?最悪そこから

アクセスすればいいし?】

【それどう考えても犯罪だろ】

【同:↑同意】

【でも、できるってことはだいぶすごいんだよなぁ】

「・・・」

「みずな、どうした?」

「先生のPCにボクらのお家の場所を書いて低知能ニキさんにハッキングして

もらったらいいんじゃないかなと」

「どうにかアバターを昼までに・・・あと3時間か、よしいける」

「思ったけど先生ってシスコンだけどスペック高いよね」

【同:同意】

【本当にそれな】

【母:そういうみずなも家事のスペック高いけれどね】

「真のやつは泥棒としての技術は高いし忠は・・・ん〜?」

「忠さんは危機察知能力と治療じゃないかな?」

「確かにそうだな」

【みずさくりぃの周りには異常者集まるのかな?】

【同:同意】

【つまりこの配信を見ている俺たちも】

【異常者ってことになる】

【悲報 俺たちは異常者だった?】

「人間って同じ種族同士で争う異常な生き物じゃなかったっけ?」

「みずな、ちょっとやばい思考回路になってきてるぞ」

「大丈夫だよ、それを言ったら先生は絵とシスコンの極みって言う称号のついた人外になるから」

「それは無いと思うが」

「これ俺たち不法侵入にならないかな?」

「大丈夫だろ」

「あれぇ!?ボク鍵閉めてたよね!?」

「俺が推測するに多分・・・」

「「「開けた」」」

「ですよねぇ!!」

【どうしてこんなに音もなく鍵を開けれるんだろうか】

【PCの性能では?】

「このPCもともと俺のだからそれはない」

「どうしてだ?」

あ、鍵開けた張本人の真勝さんだ

「俺が使ってる絵を描く用のアプリはできることが多すぎて普通のPCじゃすぐに

容量が埋まり処理落ちする」

「つまり、この音もなしに鍵を開けれたのは真の持ってる能力と・・・犯罪者」

大荷物を持った忠基さんが真勝さんになかなかひどい事を言ってる

【不法侵入している君もね】

【同:↑同意】

【それ言えば低ニキも犯罪者じゃ・・・】

【低:キミのスマホのお金全部貰ってもいいかな?】

【やめろぉぉぉ】

【警察に捕まるぞ】

【大丈夫だよ。あんな簡単な所ハッキングしたことすらバレなかったから】

【ちょっとお前家どこ?】

【↑に警察さんが】

【低:その前にサーバーのセキュリティーどうにかしたら?】

【あああああああああ】

【↑事実言われた警察関係者さん】

「そういえば低さんもうハッキング終わった?」

【低:終わったよっていうかもう家の前】

【案外近いんだな】

【低:そだね】

もう低さん着いたらしいから迎えに行こっと

「とりあえず真と忠はアバター早く使え」

「「了解」」


〜玄関〜

「こんちわぁ、龍樹でぇす」

そんな感じで挨拶してきたのは低ニキこと龍樹さん

「こんにちは、ボクはみずなの中の人の翠里です」

龍樹さんってボクと同じくらいの年齢の女の子かな?

「んじゃ、挨拶はこの辺にしといて案内してくれる?」

「は〜い」


〜翠里の部屋〜

「ちょっと悪戯してやろ」

「さくりぃ?忠とみずなと低が可哀想だろ」

「大丈夫」

ガチャッ

そして翔は翠里の部屋の鍵を閉めた

「あ〜あ」

「よし!!」

【大丈夫かな?】

【分からん】

【大丈夫だといいけど】

【同:同意】


〜翠里達〜

「あれ、忠基さん?どうしたの?」

部屋の前に忠基さんが困った様子で立っていた

「鍵が閉まってるんだ」

きっとお兄ちゃんの悪戯だね、よし扉壊そう

「じゃあ2人ともドアから離れて」

「「何するつもり?」」

そして2人がドアから離れた事を確認したら・・・

「えいっ」

バキッ

「「はぁぁぁぁぁ!!」」

「お兄ちゃん?ボクたちをよくも閉め出してくれたね?言い訳は聞くよ?」

【わぉ】

【みずなちゃん怒ってるね】

【よしみずなちゃんさくりぃ先生をやっちまえ!!】

「いや、その、これは・・・真がやりました」

「俺のせいにすんなよバカさくりぃ!!」

机の上にあったカッターナイフを持って・・・

「嘘はよくないね、お兄ちゃん」

「やっべ逃げろ」

「逃げ道はないよ?」

そして壁際まで追い詰めたら・・・

「流石にダメだよ!!」

そう言われて龍樹さんにカッターナイフを取り上げられた

「うん・・・」

「た、助かった・・・」

【まさか低さんかこれ?】

【低:はい自分です】

【コメント欄にもきたぞ】

「低ニキありがとう!!」

お兄ちゃんが龍樹さんに言ってる

「こういう時は自分がどうにかするので安心してくださいね」

「おう」

ということで低知能ニキこと龍樹さんがボクのストッパーになった

______________________________________


やばい終わらんどうしよ・・・そうだ次を長くすればいいんだ

ということで次回は多分めっちゃ長くなりますので待っていてください

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る