第3話 色々とやりすぎた さくりぃ先生の生存確認配信
〈〈配信は終了しました〉〉
「・・・配信おしまい」
「親は両方とも出掛けてるから・・・翠里ちょっと待ってくれ」
やばい、マジでやばい確実に死ぬかもしれないから友達は呼んでおこう
「うん、待ってるよ・・・準備をしながらね」
俺はすぐさまスマホを取り出し高校の友達と作ったグループにメールを送る
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【SOS】
【翔どうした?】
【家に来てk】
【どうしたんだマジで】
【おい真勝、翔の家行くぞ】
【了解】
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よし来てくれるんだな、よかった
「お兄ちゃん、もういいよね?」
「あ、ああ、もういいぞ」
・・・これを我慢しなければ
「それじゃあ覚悟してね」
「ぎゃああああああああああああああああ」
俺の悲鳴が家に響き渡った
俺は高校の友達の翔に家に来てくれと言われた
もう1人の仲間と共に思いっきり走ってきた
「なあ真勝、翔のやつ強盗に襲われてんじゃないか?」
「それはないだろ」
「お、家ついたな」
「ああ、鍵は・・・開いてる」
「マジで強盗の可能性があるんじゃ・・・」
「とりあえずあいつの部屋に行くぞ」
「おう」
「いないな・・・」
「真勝、隣の部屋は?」
「鍵がかかってて開かない」
「そこにきっと翔がいる」
「わかった」
そして俺はその部屋の鍵を針金で開けてやった
「翔、大丈夫か!?」
勢いよく扉を開くとそこにいたのは・・・血まみれの翔と返り血を結構浴びた
片手にカッターナイフを持った少年だった
「君は?」
忠基が返り血を浴びた少年に問いかけるとその子は
「ボクは翠里、2人はお兄ちゃんのお友達?」
と返してきた
「そこで何やってるんだ?」
次は俺が問いかけたすると
「お兄ちゃんにお仕置きをしてたの」
「「・・・結構やばいお仕置きだな」」
俺と忠基は同じタイミングで同じ事を言った
「あれ?お兄ちゃんが動かないや」
「それはやばい」
俺と忠基はすぐさま翔の止血をした
危ない危ない、お兄ちゃんをボクが本当に殺しちゃうところだった
「翔、どうしてこうなったんだ?」
お兄ちゃんのお友達の人が聞いてる
「俺が翠里の特技を引きこもりって言ったら殺されかけた」
「「自業自得」」
お兄ちゃんのお友達さん2人は同時に言った
でも真勝って人は何かを考えて呟いた
「お前らって・・・Vtuber始めたか?」
「どうしてだ?」
忠基って人が真勝さんに聞いている
「俺が家出る前に届いた翔からの連絡と見ていた動画が終わったタイミングがほぼ同じでその時にさくりぃ先生がみずなちゃんの特技を引きこもりって言いかけてお仕置きが決定したからもしかしたらそうかもって。あと、さくりぃ先生はみずなちゃんのことを声が女の子って言ってたんだそれの特徴も翠里って子に当てはまるからさっき確信した」
「正解だ」
「じゃあマジでお前、さくりぃなのか?」
「YES!!」
「すげぇ」
「じゃあ手当してくれてありがとう、もう帰っていいよっていうか帰れ」
「助けたのにひでぇな」
確かにそうだね
「俺はこの後家に帰ってアニメの続き見るからじゃあな」
「おう」
「は!?こんなやばい奴らのそばに俺を置いていくとかありえねぇ待てこらぁ!!」
「お兄ちゃんのお友達さん面白い人だね」
「俺たちのことヤバい奴って言ってたのは気に食わんがな」
「ボクは大丈夫、だって事実だもん」
さっきお兄ちゃんをボロボロにしたからね
「で、お前は女の子として活動することになるがいいのか?」
「うん、ボク女の子としてみてもらえて嬉しいから」
「俺も女子扱いすればいいか?」
「お兄ちゃんまでボクの事を女の子扱いするとボクがボクじゃなくなっちゃうから
流石にやめてほしいな」
「それでも俺は翠里にかわいい服を着て欲しい」
「ボクが着ても似合わないと思うよ?」
「それはない、絶対にない」
「えぇ〜」
「とりあえず明日は俺の生存確認配信するからな」
「わかった」
生存確認配信って何?まあいいや
〜翌日〜
【【小翠みずなによるさくりぃ先生の生存配信】】
小翠みずな/さくりぃ先生
チャンネル登録者 2,391人
視聴者 59,213人
#小翠みずな#さくりぃ先生#コラボ
「こんちわ〜!!昨日さくりぃ先生をカッターナイフでズタズタにした小翠みずなで〜す!!」
「みんなおはよう、昨日みずなにカッターナイフでズダボロになったさくりぃです」
【さくりぃ先生が生きてた!!】
【よく生きてたね】
【おかえり〜】
【普通は犯罪】
【怪我大丈夫?】
【どこ怪我した?】
【自業自得】
【昨日の事での反省は?】
「ボクも流石に昨日はやりすぎちゃった、ごめんね、さくりぃ先生」
「あれは俺がちょっかいかけすぎただけだから・・・みずなが謝る事じゃない」
【そうだそうだー!!】
【みずなちゃんは謝らなくて大丈夫】
【あれはマジでシスコンさくりぃが悪い】
【え?さくりぃ先生ってシスコンなの?】
【昨日の配信見たらわかる】
「どこを怪我したのかは絵師には致命的な場所とスポーツする時にはよく使う場所」
「次は首だよ♪先生♪」
【サイコパスみずなちゃん】
【あ〜、どんまい??】
【どゆこと?】
【↑昨日もいた低知能ニキがおるぞ】
【つまり先生が怪我したところは手と足で次は首を・・・って殺す気じゃん!!】
【という事らしいです。低知能ニキわかった?】
【わかった〜】
「みずなってかわいいけどまあまあサイコパスなんだよな」
「そんな事ないと思うけどな〜」
「昨日、俺が友達呼ばなかったらマジで俺が死んでたからな」
「次は本当に殺っちゃうかもね」
「あの地雷関連だけはマジでやだ」
【俺が駆け着けなかったら死んでたな】
【↑友達?】
「そいつ俺の友達」
「昨日来てた人のうちの1人だね」
【さくりぃ先生どんな状態だったの?】
【意識が朦朧としていて出血多量で死にかけだった】
【つまりみずなちゃんの地雷を踏むと大爆発どころか殺人鬼化するのかなるほどね】
【みずなちゃんによる束縛プレイ!!良い!!】
【↑妄想好きの方はお引き取り願います】
【さくりぃ先生はそういう事興味あるの?】
【気になる】
【上に同じく】
【気になるな〜】
「ボクも気になる!!」
「えぇ!?言いたくないなぁ・・・」
「へぇ〜言えないんだぁ〜」
よしカッターナイフを・・・
「待て待て!!言うからそれだけは!!」
「よし、言質とった」
「あ"!?・・・はぁ・・・」
【みずなちゃんナイス!!】
【逃げるのは無しだよ】
【さぁさぁ言っちゃえよ】
「興味は・・・あるにはある・・・」
へぇ〜ちょっと遊んじゃお
「そうなんだ〜・・・ボクで練習する?」
「え"!?」
【わぉ、みずなちゃんが過激】
【昨日会った時はここまでじゃなかった】
「さくりぃ先生、どうするの?」
ってお兄ちゃんの耳元で囁いたら
「 」
お兄ちゃんがバグっちゃった
「先生がバグったね」
「 」
【シスコン先生が処理落ちしたぞ!!】
【↑《シスコン先生》草ww】
【 】
【 】
【 】
【 】
【↑こんなに妄想好きの人間が】
【よし、ファンアートと同人誌を許可してくれ】
「もちろんいいよ!!なんなら大歓迎!!」
「 」
【よっしゃぁぁぁぁぁ】
【Fooooooo!!】
【最高!!】
【ありがとぉぉぉ】
「とは言っても先生が処理落ちしてダメになっちゃったから雑談でもしようかな」
【賛成!!】
【なんでVtuber始めようと思ったの?】
【シスコン先生とえっちなことしたい?】
【同接が少ない】
「同接についてはあれかな?同人誌とか二次創作書いてるんじゃない?」
いいよって言った途端に急激にへったからね
お兄ちゃんとえっちなことしたいかって聞かれたらしたいって思っちゃうかな
【確かに】
【あそこで狂喜乱舞してた連中が一気に消えたしな】
【ファンアート描きながら見てる】
【学校とか行かなくていいの?】
【確かに今日平日だな】
「学校は小学生の時のいじめで中学校にもいじめてきた人がいるから言ってない」
【いじめてたやつ誰だ?社会から抹殺してやる】
【こんなかわいいみずなちゃんをいじめるとかありえん】
「まあボク男の子だけど女の子みたいに思えたんだろうなって」
物騒なこと言ってる人がいるな〜
【確かに声と姿からしたら女の子だけどな】
【↑友達?】
「さっきの人だね」
ちょっと省略したけどまあ分かるでしょ
「なんでVtuber始めようと思ったかはさくりぃ先生が誕生日プレゼントにPCと
ヘッドホンをくれてVtuberに誘ってくれたからかな」
【時間的に大丈夫?】
【そうだな】
【前より時間使ってるけど】
「そうだね、今日はここで終わりにしよっか・・・それじゃ!!残りのお仕事
がんばってね。また明日!!」
【お疲れ様ぁぁ!!】
【仕事がぁぁぁ!!】
【二次創作とファンアートを明日までに・・・】
【あれ?仕事の時間まだ半分残ってる・・・あぁぁぁぁぁ!!】
【↑1日18時間労働お疲れ様ww】
〈〈配信は終了しました〉〉
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