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概要
希望を抱かなければ、自分が不幸であることにすら気づかず生きていける。
僕の好きな人が行方不明になった。街の大人たちが必死に探しているけれど、手がかりすら見つからない。もしかすると、彼女はもう死んでいるのかもしれない。誘拐犯に惨殺され、彼女の清らかな魂は天国へと辿り着き、色とりどりの花が鮮やかに咲き誇る楽園のような場所で、安らかに眠っているのかもしれない。もしそうなら、僕も早く天国に行きたい。天国で、彼女と二人で平穏な日々を永遠に過ごせたら、どんなに幸せだろう。想像するだけで、胸の奥から温かい希死念慮が湧き上がってくる。お母さん、早く僕を殺してください。
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