異質であることが「未知しるべ」になる

皆とは違う、土色の体を持つミハ。

悲しいことに、周りと違うというのは
時にいじめを招くことがある。
ミハもまたその異質さのせいで目立ち、
天敵に狙われやすい「災いの子」として迫害されています。

しかし環境が変わって緑が失われつつある世界では
その体を持つ者こそが「未知」の世界へ向かう「標」である、それが本作のお話です。

「みちしるべ」という言葉の深さが
この短い短編の中で綺麗に示されています。

そしてミチや母の会話を、とても感動的なシーンとして自然と読んでしまいます。


……最後の一文で、急に見知ったとある姿に変換されるまでは。


この急激に現実的な姿になる瞬間、最高でした。

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