【収集者メモ 001】

二〇二三年四月七日


怪文書を集めている。

別に趣味というわけじゃない。仕事だ。

オカルト雑誌の連載用に、「実際に存在した怪文書」を紹介する企画。月イチで三本、それを一年。計三十六本の怪文書を集めて解説する。悪くないギャラだった。

で、集め始めて気づいたことがある。


怪文書には「系統」がある。

UFO系、陰謀論系、宗教系、呪術系、都市伝説系。それぞれのジャンルには定番のフォーマットがあって、大抵の怪文書はどれかに分類できる。

でも、たまに「どこにも属さない」やつがある。

形式はバラバラ。時代もバラバラ。書いた人間の属性もバラバラ。なのに、読んでいると妙な「引っかかり」を感じる。言語化できない共通点。気のせいかもしれない。でも、気になる。

とりあえず、そういう「分類不能」なやつを別フォルダに入れていくことにした。


今のところ、二つ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る