甘さと残酷さの混ぜ方がすごく上手い作品


すごく良かったです。

世界観の“当たり前”がちゃんと生活に落ちていて、恋の甘さと寿命差の残酷さが同じ部屋に同居してる短編でした。

読後、控室の無機質さと、指輪の冷たさだけが残る感じ。

「大女優の吸血鬼」なのに、最後に残るのが
“ただの大切な婚約者”という着地が、いちばん好きです。