第三章:都への旅
一寸法師は、小さな体でも毎日を元気に過ごし、
葉っぱのボートで小川を渡ったり、豆を積んで道を作ったりしながら、
日々工夫を重ねていました。
ある日、村に旅人がやってきました。
旅人は都で働く人で、都には、美しい姫がいると話していました。
「その姫様には困っていることがあるそうだ。
賢く勇敢な者なら助けられるかもしれないな」
一寸法師の胸に、冒険心が芽生えました。
「小さな体でも、勇気と知恵で都へ行ってみよう!」
その夜、一寸法師は老夫婦に告げました。
「都へ行ってみようと思います!」
老夫婦は、小さな一寸法師を心配して当初は反対しましたが、
やがて頷きます。
「小さな一寸法師だからこそ、
人の役に立つこともたくさんあるかもしれないね。
わかった。
気を付けて行っておいで」
こうして、一寸法師は都へと送り出されました。
体の小さな一寸法師にとって、道のりは大冒険でした。
草の茎は大木のようにそびえ、石ころは岩山のようです。
それでも一寸法師は、
葉っぱや小枝を使って橋や滑り台を作り、工夫しながら進みます。
「小さくても、工夫すれば何でもできる!」
川を渡るときは葉っぱのボート、
坂道では豆を車輪にして荷車を作り、それに乗って下りました。
風や雨も試練となりましたが、
一寸法師の小ささが味方し、
小さな木の穴に身を隠し、やり過ごすこともできました。
こうして一寸法師は都に辿りついたのでした。
つづく~第四章へ~
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