消えたい夜を、生かしてくれた存在へ――たったひとつの気持ち

消えたいと思うスフィンと、彼をちょうど良い距離で見守ってくれるベラの話。

どんなに辛い時でも、何気ない存在に救われていると気づかせられました。そしてその存在のありがたみは失ってから気づくという切なさにじんときます。私もお世話になってる人には、日々気持ちを伝えたいなと思いました。

最後の部分で、好きな人の想いは遅くてもきっと伝わるし無意味じゃないよと言われた気がしました。
短編の中に恋愛だけでなく、生きることの尊さも含まれた作品です。