姿形が自由自在な魔女になったからなんとなく小さいドラゴンの姿になって学園に通ってる女の子の周りをふわふわしてる

紫源 翠錬@誰かとXのDMで話したい

出会い篇だよ〜

第1話:気づいたら全裸で草原に居た…なんで?

Q:なぜこの作品を書き始めたんですか?


A:レイってそういえば姿形自由に変えられるようになるから思いつきでドラゴンにしてふわふわさせたろ〜って思ったからです、深い理由は特に無いです、以上!

あっ本編の方もよろしくね⬇

 https://kakuyomu.jp/works/16818792440562891413


※最初の展開は本編世界と同じですが、この世界線ではレミアはまだ登場しません、ラースミアの近くのレスト草原はつい数日前に通り過ぎてしまったあとなのでここでレイとレミアが出会うことは無いです…悲しいですね?本編ヒロインのレミアがここで主人公と出逢えば恋に落ちますが、こちらでは会うとしても既にドラゴンの姿をとっている頃でしょうし…恐らく恋には落ちないでしょう…きっと…でも人の姿を取ってる時に遭遇したら普通に恋に落ちる可能性はあります

─────────



───私が目を覚ますとそこは知らない草原だった


「ん〜?ここどこだ?」


 私がそう独り言を言った時、風が吹いて私の肌に直接当たる・・・ん!?


「は?なんで全裸になってんの?てか寒っ」


 先程吹いた風が私の肌に直接当たったせいで私は裸なことに気付いた、しかしそれはそれとしてこんなだだっ広い草原で全裸は寒いし、そして何より1人の乙女として恥ずかしい。


 そうして少しの間私がうずくまって体を隠していた時、後ろから草を掻き分けこちらに何者かが近づいてくる気配がしたため私は後ろを振り向いた、するとそこにいたのは私を見て卑下た笑みを浮かべ、下腹部を膨張させている緑色の小人、暫定ゴブリンがいた。


「はっ?」


 私は最初意味がわからなかった、現代日本…というより地球にこんな生物存在しないし、それよりもこの暫定ゴブリンの下腹部だ、膨張してるってことは多分こいつは私に対して興奮している?んだろうし、とりあえずここは逃げないと…裸だから恥ずかしいとか思ってる暇は無い。


 そう思い至ってからは早かった、私はすぐさま立ち上がって全力疾走で逃げ始めた、しかし相手はどんな見た目であろうと異世界産のよく分からない生物、体格差…というより歩幅に大きな違いがあるのにも関わらず全然振り切れない、それどころか余裕の笑みすら浮かべている、きっとそれは私を弄んでいるんだろう。


 ここは草原で見晴らしもいい、つまりは追っ手を巻くのに向いていないのだ、これは絶体絶命としか言えない状況だが…ここで諦めたらあの暫定ゴブリンの慰みものになる可能性が高いのだ、ならば少なくとも逃げることを諦める理由は無い。


「ちっ!しつこいな、全然距離が開かない…はぁ…はぁ…」


 私は先程から数分ほどずっと全力疾走をしていたからだろう、息切れが酷くとてもではないが逃げ切るまで体力が持つとは思えなかったが、それでも逃げた。

 しかし息切れのせいだろう、私は不注意で石か何かにつまづいてしまい、コケてしまった。


「はぁ…はぁ…はぁ…クソッ…!」


 もうすぐ目の前までゴブリンは来ている、さっきコケた時に足を打ったのか足には痣が出来ていて痛み、体力がほとんど無くなっているのため立つのは困難、先程よりも不味い状況になってしまった。


 そんな私を見てもう逃げられないと踏んだのであろう暫定ゴブリンは最初に見た時よりも卑下た笑みを浮かべながら、ゆっくりと、私の恐怖に歪む顔を楽しむように近づいてきた。


「ひっ…やめろ…来るな!」


 私はその辺にあった少し大きめの石ころを投げたものの、暫定ゴブリンは案の定何も無かったかのようにこちらへとゆっくり、確実に歩を進めて来る。


 そうしてしばらく私と暫定ゴブリンの攻防と呼んでいいのかすら怪しいやり取り(?)は暫定ゴブリンが私に手を触れようとした瞬間、私の恐怖が頂点に達し、最後の抵抗と言わんばかりの声を出した瞬間に終わった。


やめろォ!!ウインドカッター


 私がやめろと暫定ゴブリンに叫んだ瞬間、何故か風切り音がしたかと思うと、暫定ゴブリンの首がいきなり飛び、私の中にこの力のと扱い方が入ってきた。


「ぐぁ…!」


 しかしながら急に膨大なが体に入れば頭が痛くなる、しかし少しすると頭痛は収まり、落ち着く時間を取ることが出来た。



 ✂✂✂✂✂



 少し落ち着いてきたのでさっき起こったことを整理しよう。


 まず、先程いきなり暫定ゴブリン…先程流れてきた情報によるとゴブリンで間違いなかったため今後はゴブリンと呼ぶ。


 先程ゴブリンの首が飛んだのは魔法のせいだった、風の中級魔法クラス相当の威力があったが魔法自体は下級魔法に分類される風刃ウインドカッターだった。


 なぜこうなったかと言うとこの付近に天空(風)の星核ステラコアがある星の塔の1つ、天空の塔があったため、私の恐怖心に引き寄せられた天空のステラコアの1つが私の中に飛び込んできたと同時に、私が無意識に魔法を発動した形のようだった。


 しかも私の体には星自体とも言える特別なのステラコアがこちらに来る際入り込んだらしく、先程ゴブリンに恐怖したせいで私は星の化身とも言える存在、星の魔女として覚醒したらしい。


 ちなみにこの世界、魔女自体は居るがその定義は星がステラコアを分け与えた人間のことを指すらしい…が、私はステラコアとの親和性が異常に高かったようで、星が分け与えた訳でもないのにステラコアをその身に宿し、更には本来普通の人間では不可能なはずの星のステラコアに適合して魔女になった異常な存在らしいが、それでも魔女であることには違いないようで、星は私に情報を渡してくれたようだ。


 ちなみに先程から私が心の中で整理している最中、何度か小さい光がいくつも私の中に入ってきている。


 ちなみにそれは全て先程説明したステラコアだ、星から貰った情報によると先程入ってきたのは炎、水、大地、天空、光、闇、氷、重力、魔力、雷、幻影の11種類、そして私が天空のステラコアが入り込む前に持っていたのは星、魔力、雷、幻影の4種のため合計で12種類を持っている。


 ちなみに先程入り込んできた時に体内のステラコアは星を除いて全て6枚になっている。

 そしてに星は私の魂が宿る1枚を含めて4枚だ


 これだけの数があると魔法のコントロール能力も上がり、威力も調整が格段にしやすくなるようで、先程の風刃ウインドカッターのように威力が変に上がるみたいな事故も起きなくなるだろう。


 ちなみに所持していないコアは4種だが、流石に渡すのは憚られるらしく、欲しかったら自分で取りに来いとの事だ。


 ちなみにその4種は封の塔と呼ばれる物理的に入れない塔にあるらしくどうやって入るのか疑問だったが、どうやら星のステラコアを持っている私は普通に入ろうと思えば入れるらしい。


 ちなみに残りのコアは生と死、それに時間と空間の4種らしい、場所は自分で探せとの事。

 星の記憶を覗こうにも残り4種がある封の塔の位置だけはロックをかけられたので本当に自力で探すしかないらしい。


 ていうか…これからどうしよ───






──────────

あとがき

はい!はい!はい!始まりましたよif物語!

この世界は少しだけ本編世界とは異なる世界線の話となります!

いつかのあとがきで書いたレミアが助けに来なかった場合の展開は今回の話と似たような感じとなります。


ちなみにこのif世界と本編世界の異なる点は現在、大きく分けて3つあります

まず1つ、零が父親と疎遠という事です。

このせいで零は元の世界に帰ろうとしておりません。

あとは零の性格もですね。

父親と疎遠になったのもあり、性格が少々ダウナー気味になっております、まぁ流石に貞操の危機を感じた時とかは普通の女の子みたいに反応をしますが…基本は本編世界のレイよりもダウナー気味でふわふわとしてます。簡単に言うとめんどくさいからあんまり考えずにぼーっとしたりしてるってことですね。


そして2つ目は星の意思です

実は本編世界の星は意思をほとんど持って無いです

とはいっても星の意思が介入することはほとんどありませんので基本的に本編世界とif世界は変わりません、魔女の選定も星の思考は意思がほとんどなくてもあっても変わりませんしそもそも思考を共有できるのも星の魔女や獣くらいで星との繋がりが深い普通の魔女でも思考矯正や使命を魂に刻み込むくらいしかできません


そして最後!3つ目はレミアの行動です。

実はレミアさんですね本編世界よりも旅立ちが1日早かったんですね、このせいでレミアと零が出会わなかったので本編世界よりも早く星の魔女として覚醒しました、本編世界では今、体がゆっくりと魔女になっている最中ですが、この世界の零はすぐに覚醒した影響で本来ゆっくり変化するはずなのに超特急で種族が人間から魔女に進化しています、このせいで零は体に痛みを覚えたわけですね、まぁそれよりも頭痛の方が酷くて気づかなかったようですが…

体が無理やり作り替えられる痛みよりも酷い頭痛を引き起こす情報量…まぁ星の記憶と接続した影響ですね!

どれだけ痛いのかは想像したくないです…

まぁとにかくこの世界の零は本編世界よりも不憫な目にあってるってことですね、とりあえずこれからのif物語をお楽しみに

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次の更新予定

2025年12月21日 06:00

姿形が自由自在な魔女になったからなんとなく小さいドラゴンの姿になって学園に通ってる女の子の周りをふわふわしてる 紫源 翠錬@誰かとXのDMで話したい @suirensigen

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