第5話
「音の抹殺が行われているんだ」
無動がそんな言葉を口にした。
「音の抹殺」
瑠理香が無動の言葉を反芻した。
「そう。そうだと思う。誰かが何者かが
音の処刑を行っているんだ。どこかで」
「でもそんなことが可能なのかしら?」
「わからない。でもたぶんそんなところ
だと思う」
無動が曖昧に答えた。
「どうやって音たちを処刑しているのかしら?」
「わからない。でも罪を犯したと認定された
音たちが処刑されていることは間違いないと思う」
「どういう罪なのかしら?」
「騒がしいというその一点だと思う」
無動にそう言われて瑠理香も納得した。
音殺し @k0905f0905
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。音殺しの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます