終章:残光のサンタクロース



 罪灯は、消えない。

 世界は、救われない。


 それでも──

 たったひとりの《良い子》のために。


 ミラ・ノエルは、今日も空を駆ける。


 「メリークリスマス。

  地獄でも──聖夜は、祝ってあげる」


 その声は、光になって、誰かの夜に落ちた。


 いつか──

 先輩のいた場所に、届くと信じながら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ミラ・ノエル ━残光のサンタクロース━ 宮生さん太 @Myao_3ta

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ