第四章

第四章 噂の?


 わが校始まって以来の 優秀生と名高い

 ジェイク

 背が高く 逞しい

 サッカーやらせれば

 きゃーーっと 女生徒の 波ができ

 怪我をすれば

 おなおししますーー!!

 と 黄色い悲鳴

 擦り傷だろうが ジェイク様

「またやってるよ!」

 私は頭を抱える

 イケメンなだけだろー!

「おっと!ラク……」

 ジェイクが 壁ドンをする

 っ……つ

「あ……汗臭いでしょ!」

「切っちゃった」

 ほっぺたうすーく

 ……おやまあ!

イケメンがだいなしね

「その ほっぺ!医療チームに癒して貰えば!」

 見れば 敵意むき出しの お姫様方

 こりゃ……騒ぎになるぞ!

「ラク……なおしてよ!」

「しんない!それに 癒し系苦手だから」

「じゃね!ねぇ みんないやしてほしいって……」

 手をあげれば 「ジェイク様」と群がる女の子たち

「うーん」

 ラクは さっさと退散する

「全く」

 学館入口で レイチェルが まっていた

「あんたも……少しは やさしく!ラクなら一撫ででしょ?」

「ふ……ふざけないで」

 なーー!

 ん?

 目を落とすとサーバル

「あんたリードは?」

「あ……校長先生」

 ふふ!

 あんまり寂しそうにしてるもんだからね

 よじよじ……

 サーバルが よじのぼった

 ぽて

 頭を私の頭に乗っける

 ラクーナが面倒をみられるなら

 ラクーナに まかせましょうって

「先生ありがとうございます」

 本当はかなり 尽力してくれたはずだ

 なーーー!

 サーバルってば

 天下統一なのである

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