概要
「軍規により、殉職されたアスタ様は一階級特進になります」「またか……」
「もう嫌だ!これ以上昇進したくない!!!!」
……帝国、と呼ばれた日も遠い過去。今や弱小国家と成り果てた国、イステリア。
その国の軍人として働くアスタ・モータルは今日、遂に少佐への昇進を果たした。
異例とも呼べるスピードでの昇進に、周りからは「流石モータル家の子孫だ」と賞賛の嵐が飛ぶ。
多くの者からの祝福を受けながら、アスタは身分を示すバッヂを王より授かる。そんなアスタの表情は、暗い。
何故なら、今回彼が昇進した理由は決して何か武功を上げたわけではなく、何かに勝利したわけでも、結果を残したわけでもない。
彼が昇進した理由。それは、軍規で定められた「殉職による一階級特進」。
殉職はこれで『九度目』。その度に彼は昇進を賜って来た。
これは、不死の力を持つ青年が無理やり軍隊に入れら
……帝国、と呼ばれた日も遠い過去。今や弱小国家と成り果てた国、イステリア。
その国の軍人として働くアスタ・モータルは今日、遂に少佐への昇進を果たした。
異例とも呼べるスピードでの昇進に、周りからは「流石モータル家の子孫だ」と賞賛の嵐が飛ぶ。
多くの者からの祝福を受けながら、アスタは身分を示すバッヂを王より授かる。そんなアスタの表情は、暗い。
何故なら、今回彼が昇進した理由は決して何か武功を上げたわけではなく、何かに勝利したわけでも、結果を残したわけでもない。
彼が昇進した理由。それは、軍規で定められた「殉職による一階級特進」。
殉職はこれで『九度目』。その度に彼は昇進を賜って来た。
これは、不死の力を持つ青年が無理やり軍隊に入れら
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