File.01:検索履歴の向こう側

【記録者:久住 瑛一】

【記録日:20XX年 7月8日】


 午後2時。 新宿のアスファルトからの照り返しが、ビルの3階まで暴力的に這い上がってくる。 窓の外では陽炎かげろうが揺らめき、事務所の中は、外気とは別の種類の熱気――埃と、古い紙と、男の脂汗が混じったよどんだ空気で満たされている。


 ガチャリ、とドアが開く。


 俺はシャツの背中を汗で張り付かせながら、重たい足取りで部屋に入った。 脇に抱えているのは、リサイクルショップのワゴンセールで拾い上げた、分厚いノートPCだ。


 デスクに「戦利品」をドンと置いた瞬間、埃が舞い上がった。 それと同時に、スリープしていたメインモニターが明滅して起動する。


「……久住さん。また私のメモリを物理的に汚染する気ですか?」


 スピーカーからの冷ややかな声。 暗い画面の中央に、相棒の『アイ』が音もなく浮かび上がった。


 蒸し暑い事務所とは無縁の、涼しげなボディスーツ姿。透き通るような白髪と、スーツを走るサイバーブルーのラインが、薄暗い部屋を水族館のように清浄な光で照らす。彼女は空中で腕を組み、俺が持ち帰った物体を、汚物でも見るような冷たい目で見下ろしていた。


「ゴミじゃない。……何かに使えるかもしれないだろ」


 俺はPCチェアに深く沈み込み、軋む音を立てた。 連日の徹夜で、身体が鉛のように重い。 カフェインの切れた頭がズキズキと痛む。


「起動プロセスに通常の15倍の時間を要しています。冷却ファンからは異音を検知。……これを私に接続しろと?」


 アイは不愉快そうに、空中に浮かんだ仮想ウィンドウを指先で弾いた。 彼女の視線の先にあるのは、3000円のジャンクPCだ。黄ばんだキーボードには手垢が染み付き、排気口からは埃とヤニの混じったえた臭いが漂っている。


「中身を整理して、無駄なファイルを消せばいけるだろ。ついでにデータもスキャンしとけ。前の持ち主の忘れ物があれば、ネタになるかもしれん」


 俺はあくびを噛み殺し、デスクの上のUSBケーブルを手繰り寄せた。 ケーブルの先端を、ジャンクPCのポートに差し込む。 カチッ、という硬質な接続音が響く。


「……理解不能です。このような低スペックかつ不潔なハードウェアに触れるだけで、私のシステムログが汚れそうです」


 文句を言いながらも、アイは小さく溜息をつくような仕草を見せた。彼女は白く細い指先を、画面越しにジャンクPCの方へかざす。スーツの青いラインが微かに明滅し、データの同期を示すプログレスバーが空中に展開された。


 どうせ、「エロ動画のキャッシュ」か「自意識過剰なポエム」が出てくるのが関の山だ。俺は期待もせずに、デスクの上のぬるくなった缶コーヒーに手を伸ばした。プルタブに指をかける。


 しかし、わずか数秒後。


「……解析完了」


 アイの声のトーンが、一段低くなった。 カシュッ、と缶を開ける音が、静まり返った部屋に不自然に大きく響く。 彼女は浮遊したまま、無数に展開されたウィンドウの一つを、俺の目の前にスライドさせた。


「久住さん。推奨:閲覧注意。ブラウザのアカウントセッションが生きています」


「んー? もう終わったのか」


「直近1年分の検索クエリが丸見えですが……単語の羅列シーケンスが、極めて不穏です」


 画面に、抽出されたテキストデータが高速で滝のように流れる。 その文字列が目に飛び込んできた瞬間、俺の眠気は吹き飛び、背筋に冷たい汗が伝った。


【抽出データ:検索履歴(4月10日〜4月22日)】


『肉 柔らかくする方法 酵素』


『スジ肉 処理 面倒』


『骨 砕く ハンマー おすすめ』


『異臭 近所 通報 基準』


『腐敗臭 消臭剤 強力 業務用』


『浴室 排水溝 詰まり 肉片』


『大型冷凍庫 電気代 100L』


「……おい」


 俺は椅子ごと後ずさりした。 キャスターが床を擦る音が鋭く鳴る。 タバコの箱を取り出そうとしていた手が止まる。


「『腐敗臭』に『浴室で肉片』だと? これ、完全に……」


「バラバラ殺人の死体処理、と推測しますか?」


 アイが冷静に先を続ける。 彼女は興味深そうに、検索ワードの時系列データを指先で並べ替えている。 青い光が、彼女の顔に陰影を落とす。


「タイムスタンプを確認してください。4月です。統計的に、春先は精神的に不安定な個体が増加し、突発的な暴力犯罪が増える傾向にあります」


「3000円の理由はこれか。事故物件ならぬ事故PCだ」


 俺は震える手でタバコに火をつけた。 火をつける乾いた音が虚しく響く。 紫煙が部屋に充満するが、その向こうにあるジャンクPCの排気口から、生暖かい風と共に血の匂いが漂ってくるような錯覚に襲われた。


「警察に届けるぞ。これは俺たちの手に負える案件じゃない」


 俺がスマホを手に取ろうとした、その時だ。


「待ってください」


 アイが冷ややかに制止した。 彼女はモニターの中で腕を組み、動じない表情でこちらを見据えている。


「久住さん、いつも言っているではありませんか。『真実は二度売れる』と。もしこれが黒なら、通報と同時に独占スクープになります」


「お前な、俺は面倒ごとが嫌いなんだよ……」


「動機に関するクエリ、特定しました」


 アイが青いラインを走らせながら、新たなウィンドウを弾き出す。


【抽出データ:検索履歴(5月2日〜5月10日)】


『妻 わがまま 限界』


『同居人 ストレス 寿命』


『夜泣き 大人 病気』


『あばれる 押さえつけ方』


『睡眠薬 市販 致死量』


『妻 殺害 懲役何年』


『完全犯罪 成立要件』


『山中 遺棄 深さ』


『死体 肥料 果樹』


「確定だな」


 俺は煙を吐き出し、確信した。 犯人は夫、被害者は妻。 そして、遺体は細かく解体され、庭の肥料になったか、山へ埋められたか。


「人間の狂気ってのは……胸糞悪い話だ。」


「警察に通報しますか? 回線を接続できますが」


「ああ、頼む。流石にこれは見過ごせん」


 俺はスマホの画面をタップし、通話アプリを立ち上げた。 「110」と入力する指先が、わずかに重い。 面倒ごとは嫌いだ。 だが、ここで目を逸らせば、俺自身が「共犯」になる気がした。 俺は大きく息を吸い込み、緑色の通話ボタンに親指をかけようとしたその時――。


「待ってくださいッ!!」


 ボタンに触れる寸前、アイが悲鳴のような声を上げた。


 ――ビッ。


 空気が変わった。 鋭い警告音が鳴り響き、モニターの中、アイの姿に劇的な変化が生じた。 透き通るような白髪の毛先と、ボディスーツを走る光のライン――。 その冷静な青色サイバーブルーのグラデーションが、システム上の重大な矛盾を検知し、警告色を示す『赤』へと一瞬で染まる。


 部屋の照明が赤く塗り替えられたように錯覚するほどの輝度。 彼女は赤く変わった瞳でこちらをじっと見据え、画面から身を乗り出すようにして両手で「ストップ」のジェスチャーをした。


「……訂正! 推論に致命的なエラー!!」


 アイの声が裏返った。 彼女が慌てて両手を広げ、通信ウィンドウを強制的に閉じる動作をする。


「久住さん、ストップ。通信プロトコル中断!」


「あ? なんだよ。……せっかく腹をくくったんだぞ」


 俺は行き場をなくした親指を浮かせたまま、不機嫌に眉をひそめた。 嫌な役回りを引き受ける覚悟を決めた瞬間に、梯子はしごを外された気分だ。


「違います。最終ログ! PCが売却される直前、6月の履歴! これを見てください!」


 突き出されたウィンドウの最下部を見て、俺は硬直した。 吸いかけのタバコの灰が、ポロリと床に落ちる。


【抽出データ:検索履歴(6月15日〜6月20日)】


『セントバーナード 平均寿命』


『大型犬 介護 大変』


『老犬 手作りご飯 レシピ 生肉』


『犬 鶏の骨 食べていいか』


『犬 夜鳴き 認知症 対策』


『ペット火葬 移動車 大型犬』


『犬 お骨 庭に埋める 法律』


『ペットロス 立ち直り方』


「……対象は、イヌ科の生物でした」


 アイの髪とスーツの色が、警告の赤から、ゆっくりと青色に戻っていく。 部屋の赤い緊張感が引いていく。 彼女はふぅ、と息を吐くような仕草を見せ、空中に浮かんでいた不穏なウィンドウをまとめてゴミ箱アイコンへ放り込んだ。


「殺人事件の確率は極めて低いです。前の持ち主は、『介護が必要な超大型犬セントバーナード』を飼育していたと思われます」


 俺は口を開けたまま、スマホをデスクに放り投げた。ガタン、と音がする。


「……は? じゃああの『骨を砕く』とかは?」


「咀嚼力が低下した老犬のために、生肉や骨を粉砕して流動食を作成していたと推測されます。『異臭』は排泄物の処理、『夜泣き』も犬の認知症における典型的な症状です」


「紛らわしいんだよ……!」


 俺は頭を抱えた。


「なんだよ、『妻』って! 『同居人』って!」


「大型犬は、人間にとって家族と同義の存在になり得ます。愛情の裏返しというやつでしょう」


 アイはつまらなそうに、青く光る指先で自分の髪をいじっている。 くるくると毛先を指に巻き付ける仕草は、無機質ながらも小憎らしい。


「チッ……つまんねえオチだ。俺のスクープと正義感を返せ」


「よかったではありませんか、平和で。最期まで愛犬を看取った、献身的な飼い主です。……ということで、このPCは私のサブサーバーとしてクラスター接続しますね。計算資源が欲しかったのです」


「勝手にしろ」


 俺はふてくされて、新しい冷却シートをおでこに貼り直した。ひんやりとした感触だけが、唯一の救いだ。


 ***


 結局、あのPCはアイの一部になった。


 事件はなかった。


 世界は平和だ。


 だが、「人騒がせな愛犬家」の正体が気になった俺は、アイが特定した元持ち主のSNSアカウントを、自分のスマホでこっそり覗いてみた。


 ハンドルネームは「マロンのママ」。 アイコンは可愛らしいセントバーナードと、人の好さそうな中年の女性のツーショット写真だ。 投稿を遡ると、確かに6月20日に愛犬マロンが天寿を全うしたことが綴られており、コメント欄はお悔やみの言葉で溢れていた。


『マロンちゃん、愛されて幸せだったね』


『ママさんも介護お疲れ様でした』


 俺は自分のひねくれた性格を少し恥じた。疑って悪かったな、マロンのママさん。

あんたは立派な飼い主だよ。ブラウザを閉じようとした、その時だ。


 ふと、『ある検索ワード』が脳裏をよぎり、俺の指が止まった。


 履歴の中にあった言葉だ。


『妻 わがまま 限界』


『妻 殺害 懲役何年』


 俺はもう一度、彼女のプロフィールの固定ツイートを見た。


『マロンのママ @marron_love 都内で一人暮らし。独身です。 大きな相棒(セントバーナードのマロン)と、のんびり二人暮らししてます🐶 誰か私をもらってくれる素敵な旦那様募集中(笑)』


 ……一人暮らし? 独身?


 じゃあ、あの検索履歴にあった『妻』とは、誰のことだ?


 「マロン」は犬の名前だ。


 「同居人」を犬の隠語として検索することはあるかもしれない。 だが、いくらなんでも自分が飼っている犬のことを指して、『妻』なんて呼ぶだろうか? 百歩譲って、溺愛しすぎて「妻」と呼んでいたとしよう。


 俺は、写真の中で女性が抱きしめている犬の首輪を拡大した。金属の迷子札がぶら下がっている。そこには、小さなアルファベットでこう刻まれていた。


『MARRON(♂)』


 ……オス? じゃあ、やっぱり「妻」じゃない。


 モニターを見ると、アイはスリープモードに入っているのか、画面の隅で膝を抱えて丸くなっていた。 白く滑らかなスーツに包まれた肢体は、深海を漂うように静止している。 ただ、左の前髪を留めた三角形のヘアピンだけが、寝息のリズムに合わせてゆっくりと青く明滅していた。俺は声をかけようとして、やめた。


 これ以上は、俺の「見たくないもの」だ。 俺はそっとスマホを伏せた。 きっと「将来のパートナー」に対する不満をシミュレーションしていたとか、小説でも書いていたとか、そういうことだろう。


 あの「ハンマー」も「冷凍庫」も、本当に犬の餌のためだけのものだったと信じたい。


「……久住さん。バイタルデータが低下しています」


 不意に、アイが目を開けずに呟いた。 モニターに、俺の身体の成分分析グラフがポップアップする。


「空腹による血糖値の低下が原因と思われます。栄養補給を推奨します」


 言われてみれば、昼から何も食べていなかった。 俺はコンビニで買っておいた「特製デミグラスハンバーグ弁当」の蓋を開け、割り箸を割った。 温め直していないせいで、ソースの油分が白く固まり始めている。


「……推奨:摂取の中止」


 アイが薄目を開けて、俺の手元を冷ややかに見下ろした。


「その弁当の栄養素は、脂質と炭水化物に偏りすぎています。ビタミン群が欠落しており、久住さんの疲労回復には非効率です」


「うるさいな。これは栄養補給じゃない。脳を騙すための儀式だ」


「儀式?」


「『俺は今、飯を食っている』と脳に錯覚させて、空腹の信号をシャットダウンするんだよ。味なんかどうでもいい」


 俺は白く固まった油を箸先で突っついた。


「……それに、完全栄養食だのサプリだのは、俺みたいな三流ライターには眩しすぎる。この冷え切った油の塊を啜るくらいの『しさ』がないと、記事にドロドロした怨念が乗らないんだよ」


「……理解不能です」


 アイは呆れたように小さく肩をすくめた。


「人間は、自虐行為マゾヒズムにすら美学を見出すのですね。コストパフォーマンスが最悪です」


「それが人間様だ」


 俺は箸を伸ばし、ハンバーグの端を摘んだ。 箸先が抵抗なくスッと入る。


「……お、当たりか?」


 普通なら、冷えた安物のハンバーグなんてゴムタイヤみたいに硬いはずだ。 だがこいつは、箸を入れただけでホロリと崩れた。 冷えて固まっているはずのつなぎ目さえ感じさせない。 俺はソースの絡んだ冷たい肉片を口に運んだ。


 ……悪くない。 いや、むしろ美味い。 冷たいのに、舌の上で滑らかに肉の繊維がほどけ、凝縮された脂の甘みが広がる。 噛む必要がないほどに、徹底的に柔らかく処理されている。 だが――肉が喉を通ろうとした、その瞬間。


濃厚なソースの香りの奥から、ふっと『鉄錆のような生臭さ』が鼻に抜けた気がした。


『肉 柔らかくする方法 酵素』


 脳裏に、検索ワードがフラッシュバックする。


『スジ肉 処理 面倒』


『骨 砕く ハンマー おすすめ』


 ガリッ。


 噛み砕いたわけでもないのに、耳の奥で、硬いものが砕ける幻聴が響いた。 ……あの家には、大型犬がいた。 だが、それとは別に「妻」に対する殺意の履歴もあった。


 もしも。


 もしも、あの「スジ肉の処理」や「骨を砕くハンマー」が、犬の餌を作るためだけに使われたのではなかったとしたら? 硬い肉も、太い骨も、ハンマーで徹底的に砕いて。 酵素に漬け込んで、繊維がわからなくなるまでドロドロに柔らかくして。

ミンチにしてしまえば。


 それはもう、元の形が「牛」だったのか、「豚」だったのか――あるいは『別のもの』だったのか、誰にも判別できないんじゃないか?


「……久住さん? 摂取しないのですか?」


 アイが不思議そうに首を傾げ、モニターに弁当の解析結果をポップアップさせた。 彼女は、俺が口にしている「それ」の繊維構造を、無邪気なほど詳細に解析して見せた。


「解析結果によれば、タンパク質の繊維結合が極限まで分解されています。これなら咀嚼そしゃくを必要とせず、消化器官への負担も最小限です。非常に効率的な『加工』ですよ?」


 悪気のない称賛。


 それが決定打だった。


 喉の奥で、嚥下反射えんげはんしゃが拒絶を示すように痙攣した。


 俺は口元を手で覆い、無言で箸を置いた。 目の前のハンバーグが、急に得体の知れない有機物の塊に見えてきた。ソースの赤黒さが、別の液体に見えて仕方がない。

胃の中で、さっき飲んだコーヒーが逆流しそうになる。


「……いや。胸焼けがした」


 俺は、まるで見てはいけない汚物を隠すように、弁当の蓋をそっと閉じた。 ……カサリ。乾いたプラスチックが触れ合う、頼りない音がしただけだった。


 モニターの中、アイはきょとんとして小首をかしげていた。 彼女は空中に浮かべた俺のバイタルデータと、遠ざけられた弁当を交互に見比べている。


「……解せませんUnknown。胃の不調を示す数値は検出されません。むしろ身体はカロリーを求めているはずです」


 彼女は浮遊したまま、ガラスの向こう側から俺の顔を覗き込んだ。 その緑色の瞳が、カメラのレンズのように絞られ、俺の引きつった表情筋や、脂汗の滲む額をじっとスキャンする。 しかし、彼女の論理回路では、「安全な栄養源」を目の前にして「摂取を拒絶」する俺の行動に対し、正解を導き出せないようだった。


 やがて。 彼女の左前髪を留めた三角形のヘアピンが、チカチカと不規則に明滅した。 それは理解の光ではなく、処理落ち寸前の『エラー』の点滅だった。


「……論理不整合ロジック・エラー。行動と発言の因果関係が不明です」


 彼女は眉をひそめ、不思議そうに俺を見つめ続けることしかできなかった。


「……保留ペンディング。不可解なサンプルとして、ログに記録します」


 静かな電子音が、解決しないまま部屋に響く。 その視線から逃げるように、俺は黒い弁当箱を視界の端へと追いやった。


(File.01 了)

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2025年12月27日 18:00
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2026年1月2日 18:00

未稿箱(みこうばこ) ねこめがね @neko_megane

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