第3話 憶測

(誰だ?)

そこに居たのは見知らぬ男子

「名雲!臭いんだよ!」や「お前は居なくても、、」等と大声を出していた

(面倒くせえ)

「誰だ?お前は」と聞くと

「!、、、」と驚いた顔で無言になった

(?なんだこいつ?)

教室に戻り席に座る

(さっきのやつなんだ?それにもう1人居たような、、まあいいか)


(あ?なんでここにいる?)

授業が終わると無意識に教室を出ていた。

(そういえば、、山田幸平達に何か言われたくなくて毎度授業が終わる度出たっけ)

考えながら廊下を歩くと、2人組にすれ違う。

「お前は暗いんだよ!」と反射でみると

あの見知らぬ男子が怒鳴っていた

あともう1人いた。そいつは

(石田龍一、、、!)

石田龍一は学校1イケメンでかなりモテる

、困った人が居たら誰にでも手を伸ばす優しく性格も良いのでかなりの人気者だ

別のクラスだが「石田くんは優しくて、、」と女子達が話しているのを聞いた

(こいつ、、今、あんたの友達に罵倒されているのに助けないって、、優しいのは嘘か、、あの目は、、)

チラッと石田龍一の顔を見ると冷たい目をしている

その目は自分は無関係です。という目だ

(犯罪者達もいた、、そういうやつは責任転嫁する)

とりあえず、「キモいだよ!」と言っているバカはスルーした

中学時代の果耶は石田龍一の事を密かに惹かれていた

だが、石田龍一と同じ部活で同じクラスの奴は

果耶に脚を引っかけて転ばせたり、体育の時ボールをぶつけたりしていた

(なんで、あいつを好きになったのか分からん、、もう1人は誰だか分からん、、)

石田と同じクラスの奴、、

(で?自分では言えないから言ってくれと頼んだ?奴ならやりそうだ)

石田が人気な理由の一つはやたら口が上手い事だ

「石田くんに誉められたんだー」と女子達が言っていた

(しかし、何故私に向ける?媚びないのがいやなのか)

憶測だが奴はかなりのナルシストだとすれば

納得がいく

(他の皆は好き好きと言っているのに、、!っか?)

しょうもない。実に下らない過ぎる

だが、このままじゃ昔のままだ、、!

(よし!そうなれば、、!)

あれをやるしかない!












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