大晦日のシーズンしか営業しない、摩訶不思議な蕎麦屋。それを食べれば、誰でも虜に、いや呪縛に囚われる。ちょっとニヒルで、クスっとできる短編集です。
雨後乃筍(うごのたけのこ、略:うご)と申します。普段は情報セキュリティ関連の仕事をしており、セキュリティのことをわかりやすく、楽しく学べる小説を書いていきたい…
なんとなく訪れ、初めて入った店でこれは美味い蕎麦だった。と満足できる隠れた名店の蕎麦屋のような読み応え。価格は高すぎず、おしゃれすぎず、しかし、真清水で仕込み石臼で挽き、手ゴネで切り分けた蕎麦に…続きを読む
藤庵は不思議な蕎麦屋。年末にしか営業しないのだ。立地条件も決して良くはない。じゃあとてつもなく美味しいのかというと、蕎麦に秘密があって……?「なんだそりゃ!」とツッコミを入れたくなる、驚きの仕…続きを読む
とんでもない蕎麦屋だ! ととにかく圧倒されることになります。 「藤庵」と看板の出ている一軒の蕎麦屋。そこに深刻そうな顔の客がやってくる。 その客はどうも「祠」を破壊してしまったらしく。そのた…続きを読む
辺鄙なところにある一軒の蕎麦屋。戸を開けるとそこからは蕎麦の良い香りが……。 しかし、この蕎麦屋にはとんでもない秘密があった。 まるで、ピカレスクロマン蕎麦屋。 今日も気の毒なお客様たちが、…続きを読む
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