<コメント>
今回のお題は「歯ブラシ・病気・宇宙人」でした。
「歯ブラシ」は日常的なアイテムです。歯磨きという行為自体に生活のルーティンみがあります。二本の歯ブラシが一つのコップに刺さる様子で同棲を暗示するシーンもあります。個人的には、「偽物語」の磨きあいっこが印象的です。「病気」は物語の種になりがちです。病気の母親のために薬草を探しに行く話はよく見かけます(と言いつつ、思い当たったのは「かいけつゾロリ」と どぶろっくの「農夫と神様」くらいでした)。二次創作では「花吐き病」のような創作奇病も見られます。「宇宙人」はSFの定番ネタです。「グレイ型」や「タコ型」のイメージが強いですが、「ドクター・フ―」シリーズや「三体」、「ダンダダン」では個性豊かな宇宙人が登場します。基本的に地球を侵略しに来ます。
今作は「官能小説」をテーマに書きました。理由は単純で、書いたことがなかったからです。読んだこともなかったので、とりあえず一冊読みましたが、どうも王道ではない作品だったらしく、面白かったのですが参考にはなりませんでした。というわけで、基本的に雰囲気で書いています。
内容としては、官能表現を書きつつ、「グレイ型宇宙人(雄)×地球人(雌)」と思わせつつ、実際は「地球人(雄)×タコ型宇宙人(雌)」という叙述トリック風にしました。
書いていて面白かったですが、官能部分はいろんな意味で想像の域を出ないので、「これでいいのか?」って気がしています。
第14回 星交 佐々木キャロット @carrot_sasaki
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