第13話聖戦

懐中時計の針を動かした…「なんだこれ気持ち悪い目が回る」「耐えろ今500年前に時間を戻している」

まるでブラックホールに吸い込まれたようにそして吸い込まれた空間には今までの歴史が描かれていた「この声は…」デューラの姿を今初めて見た私より小さく幼くそして濁りない綺麗な心が描かれていた「やっぱりデューラは私のたった、一人の弟だよ」私は思わず泣いてしまいそしてさらに覚悟が決まる「私この歴史の礎になる神も悪魔、人も全部その肩書身分を消してやる」ベリアルは笑った「私は数百年貴方に会うために彷徨ったのかもな」時計が止まった。ここが500年前の世界「この時には昔の九龍街になり始めている早くバルバトスの槍を見つけ出さなければ」ベリアルは「まず始めにデューラと会ってこい私がデューラだったら町外れの塔があそこが私達の溜まり場だバルバトスの槍は私が見つけ出すから行ってこい」と声をかけてもらった。私は走ったあの処刑場から逃げ出したときと同じだだけど体が軽い走ってて気持ちが良いあっという間に溜まり場の塔に着いたそしたら…デューラが目の前にいた私は泣きながらデューラに抱擁した…「待ってたよお姉ちゃんありがとう」言葉が出ない「未来の僕はどうだった?」「とても温かく優しく私の自慢の弟だったよ…」さらに涙が溢れ止まらなかった

でもなんで待ってたよなんで言われた?未来での出来事なのに?「悪魔は時間変わろうが時代が変わろうが記憶は前後関係なく記憶できるんだ、だから待ってたよ500年間」「トガ!槍見つかったぞ」ベリアルが走ってきた。「この槍を天に投げれば貴方の望む世界が作れる」長い旅だった今終止符を槍を天になげそして自然になっていた神々は人に戻り悪魔達は満たされない心が満たされた、人は皆悪魔と神の記憶を失い時代が終わった。

「過去の歴史を変える、死者を復活させるここまで大罪を犯したやつは後にも先にもトガ貴方だけだ」ベリアルは笑った「んじゃ、私とデューラはここまでかな?、槍を使っただから悪魔である私達は消えるし天界もじきに消えるから、最後にこの時計を使って…」私は言葉を遮る「要らないよ、ここから私は500年の旅に出るよ、それが私の贖罪だから…」二人は驚いた「やっぱ貴方の姉はどこかとんでいるよデューラこの子を気に入る訳だ」私は二人に「〝兄さん〟〝弟〟ありがとう」「こちらこそ」3人で祈った「汝に幸があらんことを」さて最後の旅を見届けもらうか待ってろ〝原初の神ボイス〟やつは私が殺すと言った矢先「怖いこと言うね」振り返ると女神がいた私はコイツがボイスだと確信した…「歴史を変え悪魔と契約し聖書を破く挙句の果てに槍を使う何度も罪を犯してただでは済まないぞ」「そもそもあんたがいるから世界が狂うじゃないかなだからもう一度罪を追加する…神を殺す」私が発すると呆れた様子のボイスが言った「はぁ〜わかりました全力でかかってきな…」言葉を遮ると同時に私はボイスの心臓めがけてナイフを刺した…「小娘ごときがー!」ボイスは言葉を残さず塵になった…神といえど体の作りは人間と同じ案外あっさり終わったよ

さて、500年の長い旅そして贖罪を始めよう 

                鮮血の咎

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鮮血の咎 @Ellen7

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