第4話契約

僕は悪魔だ、両親が残した呪いでもある。私が5歳の時弟が死産し母はあまりのショックで自決し父は悪魔と契約した、契約の末できたのは僕だ。悪魔は心に巣を作る、支配、暴行、権力など人間の弱みにつけ込み人格を乗っ取る…私の場合はイレギュラー過ぎた。まずは母の死だ…これが後に父が契約する悪魔との取り引きには大き過ぎた、もう一つは死産した弟の肉体があったからだこの二つの要素がイレギュラーを生み一つの体に二つの人格が出来上がった

父は悪魔との契約が行政にバレ処刑されている。

初めは体を乗っ取り自分の物にしようとしたが純粋無垢の幼子に情が湧き次第に彼女を助ける様になっていった…

悪魔は二つの願いと釣り合う契約する。だが死者二人分の願いはたとえ悪魔であっても考える、悪魔の契約は叶えれなかったら悪魔側に罰が下るからだ。その中で〝デューラ〟という悪魔が名を挙げた。「その契約僕がするよ、人間関係には興味深いからね」だが…デューラの目的は人格の支配そして愛を欲する悪魔のエゴでしかなかった。デューラは自分の心臓を父に差し出し「これが僕の分命そして僕の分死コレで二人分の対価に足りる、後は任せてパパ」デューラから見て父は文字にするなら〝本望〟とだろうか続けて「お姉ちゃんを任せたよ」父は死んだ。デューラは私が死ぬまで心を残してくれた

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