第3話決別

教会に着いてからその後の話をされたまずは、教会の老婆に謝罪と感謝の意を…一部民間での間ではこんな噂が広がった「彼女は大きな罰を受けたもう自由にさせるべきだ」その一方「奴は〝悪魔〟だもう一度罰を与えるべきだ」そんな話が流行っている事実ではあるから何も言えない…そう、私は悪魔だでもそれも今日までだった、私は夢の中で僕と話していた「ごめね、僕がいたばっかりに…でも私には僕の分まで生きていてほしいだから僕はここまで…」

「私こそごめん、悪魔だから差別とエゴで僕を傷つけてしまった僕がいなかったら確かに楽ではあったけど、刑が執行される直前まで命が惜しかった」最後に「僕は貴方の弟で幸せだったよ…ありがとう。汝に幸があらんことを」ここで私は目を覚ます跡は残ったが痛みと不快感そして僕がいなくなった。

今日も祈りの時間がきた「私に神々のご加護を」皆が驚いたあの子が祈りをした。老婆からは「よくできました」と頭を撫でられる涙が溢れ止まらなかった。私は僕の分まで生きて祈りを捧げることを誓った。初めからこうすれば僕を失わずみんなに認めてもらえた。私が生きている間は派閥争いが絶えないだろ聖女を殺してしまった、悪魔を殺した我々は悪くないと…私自身聖女か悪魔どちらでもよい私は私〝人間〟だ。


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