第2話解放
たった今7歳の聖女が楽園へ。
私は処刑場の後始末をしていたら目を疑う様な光景が入った、さっき処刑された少女が生きていた…やはりあの少女は〝魔女〟の類と思ってたけどさらに驚く行動をした、少女は焼け焦げた十字架にキスをした。
熱い体が軋む…痛い…私生きてる?死に損なった?
あの時と同じ異端を見る〝視線〟が集まる私は衛兵の間を避け処刑場を脱走する。手負いの状態の7歳の少女手間をかけるまでもなく衛兵に取り押さえられる。だか…一部民間の大人たちが「処刑は終わったんだもう自由にしてあげなさい」私は再度手を振って逃げた。
ある程度遠くまで来たまず私は水を求めた、体を冷やさないと喉が渇いたでも走らないと体全身に痛みが走る度に思い出す、燃え盛る炎を、そして火を飲みこむ痛みを……
……3ヶ月後……
私は少しの間生死を彷徨った、僕がいなかったら楽に逝けたはずだなぜ今も生きている。僕は何時も12時になったら教会の方角をみては祈りを行い救いを乞う。私はあの時から記憶が曖昧だ痛みだけが生の実感を与え続けた。
程なくして教会に足を運んだここまで歩いてきたのは僕がいたからだ。教会の人達は私を見ると涙をこぼし優しく抱擁した。始めて…いや2年ぶりの幸せだった。
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