巻咲かえでの可能性に賭けてみようと思うんだ
謹慎が明けた章介は、クラスメイトに敬遠されていたが、ある人物二人は例外だった。
(犯罪者扱いかよ。全く)と呆れながら自分の机に着席していると、落書きが書いてあり顔が引き攣る
「ふざけんな!!」とキレた章介は、荷物を持ち帰った。
「あー、学校サボったな。後で担任から電話来るよな」と呟きながら家路に着こうとした時
「あのさ、君木田君かい」と男子と女子のペアが通せんぼまでとはいかないが、立って声をかける。
「今、機嫌悪いんだよ!そっとしとといてくれ!」
「君が学校来ないとさ、僕らが怒られるんだよね」
「んだと!やんのか。受けてやるぜ!」
「やめなよ!」
「あ!」
「止めないでくれ、僕は」
「言い方があるでしょ。全く」
「すみません」
「こちらこそ」
「あ、そうそう名前まだだったね」
「わたし、券咲かえで よろしく いやー、前から話したくて あなた簿記札資格者?」
「慣れなれしい女子だな、まああの委員長女よりかはいいか よろしく で真面目な君は?」
「僕は杉野、杉野卓」
「杉野、巻咲よろしくな」
「かえでって呼んで欲しいな」
「わりい、わりい かえで」
「ふふ」
「唐突だけど、練習試合はどうかな?」
「練習試合かあ、わかった。ある人に電話して相談してみるよ」
と暮村英恵に電話する章介。
「もしもし、英恵さん」
つづく
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