岩下と小川、つながる想い②

「騒々しいな、なんなんだね君」

「会長、木田君の資格剥奪はやりすぎでは!!」

「彼は前々から問題があってね、それに闇簿記札の件を隠蔽した疑いに、最近禁止、制限カードにしたグリフォンの資産管理、大資産シリーズを使用していた事実から役員会議で判決を下した。不服みたいだね」

「資山学園は何かを隠しています。今のあなたのように!」

「小川君、正義感だけで生きていける程甘くはないロールケーキみたいな優しさや甘さは必要ない!!」

「会長には幻滅しました。あの演説はポーズだったのでしょうか?」

「ポーズ?あれは一応私の本心だよ。それに君がこれ以上の荒言をぶつけるなら強制退去してもらうよ」と厳しい眼光をぶつけながら言い放つ周藤。


「わかり  ました。帰ります。失礼な発言をしましたが、私以外にもこの決定に不服な人間が次々決起するのを覚悟してくださいっ!!!」

とドアを強く閉めて去っていった小川。


「ふう、私も嫌われたな。木田 今の私にはこう突き放すやり方しかできんのだよ」

ある人物の写真を見ながら苦悩を吐露していた周藤だった。


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