えっ……いや、怖い怖い怖い……。
主人公の「俺」が恋人である「彼女」の祖父の葬儀に参列する——というお話なのですが、様子がおかしいのです、その、「葬儀」の。
いや、葬儀の様子が というのとは少し違うのですかね、とにかくその土地に根づいたものが、はたから見るとおっかないのです。
これはもう……主人公と一緒に読者もトラウマになるかもしれません。
すごいです、「えぇ……」と画面から離れたくなるほどの、不安感、不快感といった感情を煽るのが本当にお上手な作品です。
私からは、内容については「恐ろしい葬儀のお話です」とだけお伝えいたしまして、ただ「読んでみてくださいませ」といっておしまいにします。
こんな葬儀は嫌だ。の、最大級ですね……
主人公は、恋人のおじいさんが亡くなったために、自己紹介も含めて葬儀に参列したのです。
しかし、この葬儀が……
何も知らない人間にしてみれば悪夢いがいのなんでもないものでして……
「準備があるのでしばらく待て」と言われて、ビールか何かをいただきながら時間を潰す。
そして、準備ができたからと言われて、葬儀場へ……そ子には……
山盛りの米が持ってあったそうです。
それも、人の形に。
今でこそ飽食の時代です。食べるものには困りませんが、昔はそうではなかった。
だから、天国でたくさん食べられるようにということで……
ご遺体にお米をコーティングしているのだそうです。
しかし、本当にこわい……というか、勘弁してくれ……は、この後に続くので、そちらはぜひ、ご自身の目でご確認ください。
よく、こんな物語を思い付かれるものだ……
あ、お昼後とか、お腹が空いてない時に読むことを推奨いたします。
僕は、ミッドサマーより、「嫌」でした。
ご一読を。