03 よくある不遇なスキル授与 その3

 予定より少し日数が過ぎてから王都に到着。神父にプリプリと文句を言われながら王都の協会に向かう。教会じゃないんだよね……何でだろう?


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──協会は教会と違うし、協会はでっかかった!──


(ほわぁ〜……天井高い! 広い! デッカイ!)


 村の教会もそれなりに大きかったけど、王都のそれは比較にならない程に大きくて立派で……何て言ったらいいんだろ?


「何をアホみたいに口を開きっぱなしにしとる……恥ずかしいからさっさと入れ!」


 (いや、もう入口は入ってるけど)……と思いつつ、背中を押されたので足を動かす。まだチョット痺れてるから歩き辛いんだけど……


「うわっ!?」


 足がもつれて転びそうに……


「はい、気を付けてね?」


 転びそうになった所を、前から支えられて危うく倒れる所を救われる。見上げると綺麗なお姉さんが……シスターっぽい?


「おお、すみませぬ……司祭様」


 神父が頭を下げて謝罪してる……ひょっとして偉い人?


「いえ……小さいお子に無理をさせてはいけませんよ?」


「はっ……」


 そのまま歩き出す司祭様。見送ってると、横に奥にあるドアに入っていった……此処ここの作りは教会とは違い、入口に入ると広いロビーがあって受付があって……他は奥が見えないので分んない。受付カウンターが高いからね。


「神父様……此処って村の教会と違う?」


「まぁな……どちらかというと、冒険者ギルドに近いかのう……村のは出張所だがな?」


 交通の要所かも知れないけど、近くにダンジョンがある訳じゃないので冒険者が余り集まらない……という訳で、無いと困るけど規模が大きいと維持が大変……って事で、出張所が構えられてるとか。


 逆に馬房とか木工所なんかの規模の方が大きいとの事……まぁ分からんでもないかな? 馬車や馬車を牽く馬の流通が多いからね……


 なんて考えてたら、カウンターで何か話してた神父が僕の手を引いて、さっき司祭様が入って行ったのと逆側のドアに……


(ど、何処どこに連れてかれるのかな……?)


 今更ながら、心臓がバクバク脈打つのを感じながら……僕はドアを潜るのだった。


━━━━━━━━━━━━━━━

「長い廊下だねぇ……」

「……」

「チョット暗い廊下だねぇ……」

「……」

「神父さま?」

「……」

「新婦さ「何か言ったか?」……あ、何でもないデス……」


※何で頭の中の「ワザと誤変換」がバレたし!(笑)←悪口に敏感なスキルが発動したのかも知れずw

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