第6話ワイングラスの つくもがみ
レイ「なまえがないと ふべんだな よし わたしがつけてやろう」
しょうじょ「わたしは このワイングラスの つくもがみだ それでじゅうぶんだ なまえなぞ いらぬ」
レイ「つくもがみは いろいろいて つくもがみだけでじゃ くべつがつかないんだよ」
しょうじょ「・・・・・・」
レイ「そうだ ウメしゅにでてきたから ウメコだ」
しょうじょ「わたしはワイングラスだぞ ボルドーとかロゼとかブルターニュとか しゃれたなまえが あるだろう」
レイ「わたしはワインより ウメしゅがスキなんだ それとも おまえは よんでほしいなまえが あるのか」
しょうじょ「・・・ない わたしは つくもがみだ」
レイ「きまりだ おまえは ワイングラスのつくもがみ ウメコだ」
レイはウメコを だきしめていった
レイ「おまえのことを いろいろとおしえてくれ」
ウメコ「わたしは このワイングラスの つくもがみだ もともとは イタリアでつくられた イタリアで かんこうにきた にほんじんに かわれて ニッポンにきた わたしをかったのは キョバクラのてんちょうで わたしできゃくに ワインをのませて ボッタクっていたんだ わたしでワインをのんで よっぱらたいきおいで ホステスたちと かんけいをもつものは おおかった いつしかわたしは おとこたちが わたしでさけのむのは おんなと そういうことを したいからだと おもうようになった だから そのみせが なくなって わたしは つかわれなくなって つくもがみになったのだ いらい わたしは ひとりで わたしで さけをのむ おとこたちの ゆめをかなえてやることに したの」
レイ「いいはなしだね〜」
ウメコ「あなたの ことを おしえて」
レイ「そのまえに ふくをきて わたしの かすから」
レイはウメコに たけのながいセーターをかした それをきると ウメコはひざうえまで かくれ けいとのワンピースのようにも みえる
レイ「かわいいじゃないの」
ウメコ「じゃーはなして あなたのこと」
レイ「わたしは バツイチよ こどもはいないわ」
ウメコ「なんで・・ わかれたの?」
レイ「うわき」
ウメコ「うわきされたんだ・・」
レイ「しつれいね! わたしがしたのよ」
ウメコ「・・・・・・」
レイ「どうていくん だったから だいがくの ごうかくいわいに やらせてやったら ダンナがおこって」
ウメコ「そりゃ おこるよね」
レイ「いいじゃない いっぱしの おとこにしてあげて しかもわたしは いっしょう そのこの さいしょのおんなに なれるんだよ」
ウメコ「ぎゃくだったら レイは おこらないの?」
レイ「・・・だいがくの ごうかくいわいに しょじょを うばって なんておんなのこ いるの!?」
ウメコ「・・・」
レイ「ぎゃくは いるとおもうよ スキなひとに ごうかくいわいに しょじょあげると いうのは」
ウメコ「・・・そうだね わたしを だいたおとこは みんな よろこぶ」
レイ「おとこに やらせるんだ」
ウメコ「わたしの つとめは わたしのワイングラスで おさけを のんだひとを よろこばせることだと おもうから よろこばれると つくもがみとしては うれしい」
レイ「でしょ! だからわたしも やらせてあげるのに」
ウメコ「でも レイは ひとづま つくもがみでも どくしんでもない」
レイ「もう どくしんよ こんどは もっと こころのひろい おとこと けっこんするわ」
ウメコ「そう・・・いいひと みつかると いいね」
レイ「ありがと〜」
ウメコ「じゃー サヨナラ」
そういうと ウメコのすがたはきえて きせていた セーターが パサリとおちた それと どうじに ワイングラスもきえていた
レイ「いっちゃったか・・・ウメコ あえたら また あおうね」
レイは まどのそとをみた ゆうやみが せまっていて げんそうてきな っせかいに みえた
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