初恋は、ちょっぴり桜の味がした
Y.Itoda
【短編】
都内の大学に通う
レポートの提出期限が迫り、参考書を読み込んだ頭は鉛のように重い。勉強漬けの日々。この店でのひとときは、数少ない癒しの時間だった。店内の香ばしいコーヒーの匂いと心地よい音楽が、張り詰めた気持ちを軽くした。
カウンターに向かい、いつものコーヒーを注文しようと口を開いた瞬間、思わず言葉を詰まらせ、そのまま固まってしまった。
そこに立っていたのは注文を取ろうと、笑顔で顔を上げた
一目惚れ、いや、二度目惚れか。
高校時代と同じ--違う、それ以上に輝いて見えた。制服姿の儚い少女から、落ち着いたカフェ店員へとその出立ちは変わっていた。柔らかい雰囲気や、優しげな弧を描く瞳は、記憶の中の彼女そのままではあったけれども。
「おはようございますっ。ご注文はお決まりですか?」
明るく澄んだ声が耳に届く。
それはまるで、雨上がりの朝露をまとい、陽に透けて滴る若葉のようだった。
反射的に顔を伏せ、一太はカウンターに置かれたメニュー表を見つめた。心臓が胸の内で激しく脈打ち、熱い血流が頭に昇っていくのを感じた。
--嘘だろ……なんで、ここに。
脳裏には、当時の自分の姿が鮮明に浮かぶ。
高校時代、一太は根暗で分厚いレンズの眼鏡をかけ、常に参考書を手放さないクラスの隅の住人だった。当然、咲希に想いを伝えたことなど一度もない。話した回数も図書室で交わしたわずか数回のやり取りだけだ。
自分なんかが、彼女にふさわしいわけがない。
あの時、その思い込みが、一太の行動すべてを支配していた。
高校を卒業後すぐに決心した。大学に入る前にコンタクトレンズを使い始め、髪型も整え、流行りの服装を試すようになった。努力の甲斐あって、外見は見違えるほど垢抜けた。鏡に映る自分は、あの時の暗い影を落とした少年ではない。
でも、内面の臆病さは相変わらずだった。
「お客様?」
不思議そうに軽く首を傾げる気配がした。
「あ、すみません。ブレンドコーヒー、レギュラーでお願いします」
ぎこちない声でどうにか注文を済ませた。顔を上げることができなかった。彼女に気づかれていないだろうという安堵と、わずかな失望の入り混じった高揚感を抱きながら、カウンターの隅で待つことにした。
彼女が覚えているはずがないと、そう言い聞かせた。あの時の自分は、ただの『話したことのあるクラスメイト』でしかなかったのだから。
店内の最も奥まった席でドリンクを受け取り身を落ち着ける。普段ならすぐに店を出て課題を片付けるところだが、今は動けなかった。
窓の外では、秋が深まるにつれて空が高く澄んでいた。
その景色を眺めるふりをしながら、一太はそっと彼女の姿を追った。懐かしさと、一気に蘇った切なさが、胸の中で渦巻く。
あの時、もう少し勇気を出していたら、僕たちは今、どうなっていただろうか。
その日から日常は一変した。
それまでは、勉強の合間に週に一度立ち寄るだけの場所が生活の中心となった。会いたいという切実な気持ちと、話しかける勇気が出ないという、高校時代から変わらない葛藤に押しつぶされそうになりながらも、足繁く店へと足を運んだ。通い始めてから、早二週間が経とうとしていた。
カウンターで他の客と笑顔で会話する姿を見るたび、心の中で自分の無力感を再確認する。彼女は誰に対しても分け隔てなく優しい。その笑顔は眩しく、それは自分だけがその光の輪に入れずに外から見つめているような気がした。
--自分など、話しかける資格すらないのかもしれない。
イメチェン後の外見には、以前よりは自信が持てていたが、高校時代の『根暗な柳一太』だったと知られたら、どう思われるのだろうか、という不安が常に心を縛り付けていた。
注文するのは、いつも同じ『ブレンドコーヒー、レギュラー』。店員としての彼女は、業務的な対応に徹しており、一太の存在を特別なものとして認識している様子はなかった。その瞳に映るのは、ただの常連客の一人に過ぎない。
それでも--話せばきっと、状況は好転するはずだ。そう自分に言い聞かせることだけが、唯一の救いだった。
この日は、大学の友人たちと連れ立って店を訪れた。
「やっぱ、ここの雰囲気落ち着くよな」
話す友人たちの視線が、自然とカウンターに向かうのを、一太は緊張しながら見ていた。
「ていうか、あの店員さん、めちゃくちゃ可愛いよな」と友人の一人が、声をひそめて口にする。
その言葉に、心の中で不快感がさざ波立ったが、同時に感情を隠すための言い訳に使えることに気づき、その卑屈な感情を口元の曖昧な笑みに転嫁した。
「なあ、一太。お前、最近ここばっかだよな。ひょっとして、あの店員さんがお目当て?」
冗談めかして尋ねる友人に「ここ落ち着くし、勉強しやすいからだって」と、笑いながら答える一太の声は虚しく響いた。
本当の理由を言うことなどできるはずがない。彼女への想いと、その想いを誰にも知られたくない気持ちが、複雑に絡み合っていた。
友人が注文を済ませる間、一太はいつものようにカウンターから少し離れた場所で待っていた。友人たちに笑顔で楽しそうに会話を交わす彼女。でも自分が視線を向けると、彼女の表情はすぐに業務用の微笑みに戻る。
はたして、あの視界に映る『ブレンドコーヒーレギュラーの人』を脱する日は来るのだろうか。そんな疑問が、ぐるぐると頭の中を駆け巡る。
その日の夜、一太はノートに課題とは関係のない言葉を書き連ねた。
人は外見を変えても、中身は変われない?
桜の木の下で、彼女は何を話してくれたんだっけ?
あのファンタジー小説の結末は、どうなったんだ?
脳裏に浮かぶのは、高校時代のことばかり。
その光景は、三年生の桜が満開の校庭から始まる。昼休み一人、ベンチで分厚い専門書を読んでいた時、彼女がふいに近づいてきた。
『ねえ、それ難しい本だね。でも、柳君がいつも読んでる本、すごく面白そう』
そう言って、一太がカバンに忍ばせていた一冊の文庫本を彼女は見つけた。それは、唯一夢中になっていた、恋愛ファンタジー小説だった。
『柳君も読むんだ! 私、あの主人公が大好きで……』
彼女は、主人公の騎士が王女への報われない恋を胸に抱えながらも、身を挺して守り続ける、という小説の内容について、目を輝かせながら話し始めた。結局、何も伝えることができずに可哀想な話。
その瞳は小説の世界を見つめているようだった。
『可哀想だけど、私は思うの。騎士が勇気を出せなかったのは、きっと、守るものが多すぎたからだって』
桜の花びらを指で受け止めながら、彼女は静かに続けた。
『王女様への気持ちや、自分の身分だけじゃなくて、何もかもを守りすぎて、本当に言いたい言葉を言えなかったんだって』
屈託のない、それでいて深い言葉だった。その言葉を聞いた瞬間、物語の主人公よりもずっと深く、物事の本質を理解しているように感じた。そして、彼女への憧れと、このままではいけないという焦燥感が、心に深く刻まれたのもこの時だ。
過去の情景が、今の自分を突き動かしている。外見を変えたのも、彼女にふさわしい男になりたかったからだ。けれど今もなお、一太は騎士のように、自分の想いを守ることばかりを選んでいる。
あの時の、僕の勇気は、どこへいった?
ベッドの中で天井を見上げながら、一太は決意した。このままでは、あの時の自分と何も変わらない。次こそは、必ず何か話しかけよう。
そしてその日が来た。
前日から、何を話しかけるか、何度もシミュレーションを繰り返した。
• いつもありがとうございます。ところで、最近おすすめの豆はありますか?
• ここのBGM、いつもいいですね。何かお好きな音楽とかありますか?
だけど、どれも業務の邪魔になるのではないか、単なる常連客の分際で馴れ馴れしいのではないか、という不安が頭をよぎり、結局どの台詞もしっくりこない。
意を決して店に入った一太は、いつもの奥の席ではなく、カウンターが見渡せる通路側の空いているテーブルに目星をつけた。
この日、彼女の胸元にはネックレスがつけられていた。小さな銀色の三日月型。彼女には、こういった控えめなアクセサリーがよく似合うと、以前から一太は思っていた。
それが何かのきっかけになるかもしれない、と
やがて「お待たせしました、ブレンドコーヒーのレギュラーです」と彼女が差し出す。
今だ。「あ、あの」深呼吸をし、喉の奥から声を絞り出した。
「す、素敵なネックレスですね」
我ながら声が震えすぎて情けない。
彼女は一瞬きょとんとしたが、すぐに業務用の笑顔に戻り、自分の胸元に視線を落とした。
「ありがとうございます。これは、母からもらったものなんです」
それだけの短い返答だった。それ以上、会話は続かない。彼女の視線は、既に次の客の注文を受けようと、別の方向に向けていた。
「そ、そうですか……」
一太は敗北感を味わいながらコーヒーを受け取った。
店内に響く「こんにちはっ」の声が、失敗を嘲笑っているように聞こえた。席に戻り、一口コーヒーを飲む。いつもの味なのに、今日はやけに苦かった。
--何をやってるんだ。これじゃあ、ただの気持ち悪い客じゃないか。
勇気を出して一歩を踏み出したところで、現実は高校時代と何も変わらない。外見の鎧だけは立派になったが、中身は臆病な騎士のまま。ノートを開き、課題の資料を広げたが、文字が全く頭に入ってこなかった。
その日以来、小さな挑戦を試みるようになった。
内面から変わらなければと、ブレンドコーヒーだけではなく、期間限定のドリンクや、彼女が淹れている様子を見たエスプレッソ系のドリンクを注文するようにした。それは、高校時代、常に安全圏に身を置いていた一太にとっては、ささやかながらも大きな一歩だった。
ある日は、キャラメルマキアートの甘さに驚き、別の日には、本日のストレートコーヒーを頼んで、その苦味と奥深さに大人の階段を登ったような錯覚を覚えた。心なしか彼女の顔からも、わずかな驚きを垣間見た気がした。
その頃から、気持ちの中で何かが変わり始めていた。
単なる『片思いの切なさ』だったはずの感情が、次の挑戦に踏み出すための活力に変わっていく。大学生活にも、良い影響が出始めた。課題への取り組み方が前向きになり、授業中に意見を求められた際にも、以前より積極的に発言できるようになった。
気づけば、冷たい木枯らしが吹き荒れる季節へと移り変わっていた。
--今やってる限定ドリンクは何だろうか。
冬の訪れと共に、一太は大学の課題に追われる日々を送り、店に行くこと自体が困難になっていた。彼女に会いたいという願いも、レポートを抱え込むたびに遠のいていく。
ただ、物理的な距離ができたことで、決定的な一歩を踏み出す理由を見つけられていないという内面の壁に改めて直面した。
単なる挨拶や世間話では、業務的な笑顔しか返ってこない。それでは、高校時代に交わした、あの本質的な会話の『特別さ』には到底及ばない。何か……共有できる話題が必要だ。
一太はそう考え続けたが、忙殺される日々の中で、その解決策を見つけることはできなかった。
年が明け、季節は春を迎えた。
暖かい風が吹き、都内の街路樹の桜が淡い蕾を膨らませる頃、一太は特に忙しい講義の合間に、頭を休めたくて店に足を運んだ。
店内に入ると、限定ドリンクのポスターが目に入った。
桜フラペチーノ。
それは淡い桃色がドリンク全体を彩り、春そのものを閉じ込めたかのようだった。
カウンターには彼女がいた。
「こんにちはっ」
いつものにこやかな笑顔に、ほっとした。その声は、視線が合うと一瞬途切れてから「久しぶりですね!」に変わる。
「おすすめ、ありますか?」
自分でも驚くほど落ち着いた声で尋ねていた。
この予期せぬ質問に、彼女のはっきりとした驚きの表情が見て取れた。それは今までの業務的な微笑みとは違う、個人の感情が動いた瞬間だった。
「え、と……」
少し考える素振りを見せた後、彼女はふっと微笑みながら提案する。
「春なんで、たまには、桜フラペチーノなんていかがですか?」
その物腰は柔らかく、親しみがこもっているように見えた。
「はい、それ、ください」
即答した。いつもの安全圏ではない、甘く可愛らしいドリンク。だけど、彼女との繋がりを感じられるものが、今は何よりも欲しかった。
「承知いたしました」
彼女は嬉しそうに注文を打ち込んだ。
カウンターから少し離れた場所で待つ時間は、何だかそわそわした。視界の端では、桜並木が風に揺れ、花びらを舞い上げている。
やがて「桜フラペチーノ、お待たせしました」と、微笑みながら彼女がドリンクを差し出した。その上部には、春の雪を思わせる純白のホイップクリームが、ふっくらと高く盛られている。
受け取った一太はテラス席へ向かった。
眺めの良さそうな空席を見つけた、瞬間だった。
背後から急に「--すみません!」と切羽詰まった声が聞こえ、見ると制服姿の彼女が慌てた様子でやってきた。
「本当にごめんなさい! 私としたことが、ストローを忘れていました!」
彼女は息を弾ませながらストローを突き出した。
その時、一陣の風が吹き込んだ。それはまるで彼女が呼び込んだかのように舞い落ちてきた。二人が見つめる中、桜の花びらは、ふわりとクリームの上に付着した。
手にしているドリンクに、満面の笑みで彼女が言葉を添える。
「これで、本当の桜フラペチーノの完成です!」
その後、少し照れ臭そうにした仕草が愛らしい。それと、彼女の表情に遠い記憶が蘇った、微かな光が灯った、そんな気がした。一太も同じだった。
高校時代の桜の木の下の風景が、色を取り戻して頭の中にあふれる。あの時、彼女が語ったファンタジー小説の結末。騎士は最期まで何も語らなかった。
--僕が、あの騎士。
でも今の自分はあの騎士とは違う。騎士は国と愛する王女を想って、あえて伝えなかったのだ。
外見という鎧はもう十分だ。今度こそ、中身を変える番だ。
「あの……あの、僕、高校の時……」
一太は側の空いているテーブルにドリンク置くと、背負っていたリュックから、再び読み始めたファンタジー小説を取り出した。半年間の迷い、それと高校時代から続く臆病さに決別するかのように、大きく息を吸い込んだ。
「僕、柳一太です! この本を読んでいた、柳一太です!」
桜の木の下で響く、大声での魂の叫び。それは、何者であるかを、迷いなく世間に向けて宣言する行為だった。
驚きのあまり固まった彼女だったが、次の瞬間には目を細め笑みを浮かべた。
「やっぱり柳君だったんだ! もう、早く言ってよ! コンタクトにしたんだね!」
言葉には、心からの喜びと、再会を待っていたユーモアに満ちていた。
すると、彼女が「あ、頭」と小さく笑いながら、頭についていた桜の花びらをそっと取ってくれた。一太は照れながらも、「いや、葉宮さんも」と応じ、彼女の髪に舞い落ちてきた一枚の花びらを、優しく払った。
気づけば、顔を見合わせて笑い合っていた。その後の静寂の一瞬。「……あの、葉宮さん」
もはや緊張ではなく、確信を込めて彼女の名字を口にした。
--今しかない。
「もし、よければ……連絡先を交換してもらえませんか?」
勇気を振り絞った声は震えていた。その言葉に彼女は、はっと息を飲んでいる。そのまま戸惑いの混じった表情で、唇を開きかけた、まさにその時だった。
「あー、咲希っ。いたいた!」
快活な声と共に、一人の男性が淀みない足取りで近づいてきた。清潔感のあるカジュアルな服装からは、一太がかつて、自分の暗い姿と比較し『こうなりたかった』と理想とした明るいオーラをまとっていた。男性は一太の視界を遮るように側に寄る。
「悪い、今日、急遽予定入った」
その口ぶりから、二人の親密さが伝わってきた。「あ、柳君、ごめんね」と申し訳なさそうに彼女は顔を覗かせる。
「じゃあ、俺、行くわ。また後でメールする!」男性はそう言い残すと、こちらに目を向けることなくその場を去っていった。
店内から呼ばれた彼女もすぐさま「ごめんね、またね」と小さく会釈をしてから「今行きます!」と声を上げ、慌てた足取りで店内へと消えていく。
そして一太もまた、背中を荒波に押し出されるようにしてそのまま店を出た。
男性が誰なのか、彼氏なのか、友人なのか、知る由もなかった。ただ、胸元で一瞬きらりと揺れたネックレスの残像だけが頭の中に焼きついていた。怒涛の出来事で確信はないが、彼女が身につけていたものと同じ形に見えた。
見間違い。そう思おうとしても、疑いは簡単にはほどけない。真横から突然引っ叩かれて、心だけが別の季節に取り残されたように冷えた。それでも桜色のフラペチーノの上では、花びらが沈みかけている。
自分なんて、結局この程度。そう思うと足が止まった。力の抜けた指先のせいで、手に持つカップが滑り落ちそうだった。
ふと、桜が騒めいて、一太はゆっくりと顔を上げた。
脳裏に浮かぶのは、彼女の笑顔ばかりだ。
『やっぱり柳君だったんだ!』
と、声を弾ませたあの表情。あの瞬間の温度だけは、どうしても疑いようがなかった。
外見はいろいろ変わった。髪型も、服の趣味も、話し方も。
少しは内面も変われただろうか。
たった今、彼女の前に立って、『柳一太』としてもう一度名乗ることもできた。
小さく息を吐いて視線を落とすと、足下には無数の桜の花びらが敷き詰められていた。
その花びらをできるだけ踏まないようにして足を進める。幸せが落ちつないかと慎重に。
人々の賑わいに誘われるように大学のキャンパスを囲む通りに出ると、街は春の陽光に満ちていて、穏やかな風が気持ちよかった。
誰かの笑い声や、車の騒音、桜の彩りが混然となって流れている。皆が新しい季節の到来を心待ちにしているような、浮き立った匂いがする。
自分もまた、少しはみ出した日常からその日常へと一歩一歩、戻っていく。
口に含んだ桜フラペチーノは、ほんのり甘くて、ちょっぴり酸っぱかった。
初恋は、ちょっぴり桜の味がした Y.Itoda @jtmxtkp1
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