第2話 『ビキニアーマー』って何?ってなってる俺
なんか出た……。
目の前に。
……タブレット?
バックが濃い緑で文字が白くて、なんか小さな黒板みたいだ。
それが宙に浮いてる……。
……いや、何これ?
こんな技術、日本にありましたっけ?
俺が情弱なだけ?
とりあえず触ってみるか?
……あっ、身体が動かせないから触れられないや。
その宙に浮かぶ液晶画面(?)自体は確認できなかった。
どうしようもないから書かれている内容の方に目を向けてみることにする。
えっと、なになに?
┌───────────────────────────────┐
《ステータスウィンドウ》
├───────────────────────────────┤
『ビキニアーマー』(ブレストプレート+タセット?)
ランク :★★★★★★★☆☆(9段階中、上から3番目)
エフェクト:HP-31%
STR+31%
INT+31%
AGI+31%
【悪霊になっていもいい】
――装備変更不可
【美しいハイスペック】
――MP消費量31%減
【ベリーイージーモード】
――状態異常無効/3分毎にHP31%回復
【仕返ししたい!】
――受けたダメージを自動的に相手に返す
【障害を撥ね退ける】
――攻撃・デバフ魔法を自動的に反射する
【必要とされたい】
――生活魔法付与
フレーバー:
赤に金の差し色が映える究極の美。
小さいがとても頑丈で決して壊れることがない。
(【自分を労う】――耐久値∞)
神様が意思を与え、すべてを見通しているという噂がある。
(〖状況説明して!〗<New>
――自身や対象の情報を見ることができる)
スキルポイント:残り30P
└───────────────────────────────┘
……はい?
ステータスウィンドウ?
なんだこれ?
ゲームか何かに出てきそうな単語が並べられてるんだけど……?
……あっ!
もしかして俺、もう転生してた⁉
だって、死んでるはずだもんな、俺!
あんなことされて……。
でも、今、生きてるって感覚があるから……!
マジか!
俺、転生しちゃってたのか!
こんなのが見れるってことは転生先はファンタジーな世界か⁉
そうか、俺、異世界転生してたのか……!
う、うおおおおお!
テンション上がってきた!
俺の人生、あんまりパッとしなかったけど、まさか異世界転生ができるとは!
ステータスって書いてあるってことは、これは俺の強さってことでいいのか⁉
いいんだよな⁉
……うーん?
ランク? エフェクト?
よくわからん……。
表示の仕方、独特すぎないか?
もっとこう「レベル」とか「パラメータ」とかわかりやすく書いてほしいな……。
これ、強いんか?
「ランク」が上から三番目だから弱くはないんだろうけど……。
「HP」のとこにある「-」が気になる……。
〝装備変更不可〟って……俺、呪われてね⁉
大丈夫⁉
あっ、でも、〝消費MP三割減(約)〟とか〝HP自動回復〟と〝状態異常無効〟は強い!
あと、〝自動反撃〟と〝自動反射〟も!
〝生活魔法〟は戦闘には向かなそうだけど……あると便利か?
恐らくファンタジーであろうこの世界で生きていくなら、戦闘だけやればいいってわけじゃないだろうし。
そんで、〝耐久値∞〟……。
これ、「防御力Max」ってことでいいのか⁉
強すぎる……!
そして、〝自身や対象の情報を見ることができる〟か。
これは俗に言う〖鑑定〗みたいなもんかな?
いいね! 万能だね!
どうやら転生した俺は結構恵まれているらしい!
……怪しいのは『ビキニアーマー』の文字だけど。
『ビキニアーマー』ってあれだろ?
水着……それもビキニ型の鎧だろ?
……それ着てんの、俺?
ええー……。
『ビキニアーマー』を着てるってことは、今世の俺は女なのか?
まあ、生まれ変わってるんだからそういうこともあるか。
なんで『ビキニアーマー』を着てるのかは謎だけど……。
……顔、確認できないかな?
あっ、無理だ、視線が動かせない。
そもそも真っ暗だし、ここ。
それでもステータスウィンドウは見れるっていうね。
本当に異世界に来てる感があるなぁ。
うーん……。
異世界に転生したっていうのはマジなんだろうけど、これ、どういう状況なんだろう?
なんで真っ暗なの?
身体が動かせない理由は?
ファンタジー世界っぽいから敵……モンスターに捕まってる、とか?
転生したことに気づけたのに即刻ピンチとか洒落になんないんですが⁉
本当にどういう状況だよ⁉
そう思い続けてたら、なんか変化が生じた。
┌────────────────────────┐
〖状況説明して!〗
→〖本当にどういう状況⁉〗<Rank up>
――自身や対象の情報を見ることができる/
自身がいる場所がわかる
└────────────────────────┘
スキルの強化⁉
それが起きてから、ステータスウィンドウとは別のウィンドウが表示されるようになった。
ウィンドウというか「新しいタブ」みたいになってて、タップとかスワイプするとその画面が見れるようになる感じだったんだけど。
……。
俺、身体動かせねぇからタップもスワイプもできねぇんだけど⁉
うぉおおおい! どうすりゃいいんだよ、これぇえええ⁉
しばらく嘆いてたんだけど――「切り替えたい!」って念じたら普通に切り替わりました。
……いやぁ、ハイテクだね、このウィンドウ。
で、切り替わったのは、そんなに大きくない正方形の中に小さな赤い点がある、っていう画面。
……あっ、これ地図だわ。
正方形の下の方に扉のマークらしきものがある!
説明にも〝自身がいる場所がわかる〟ってあったし!
あと、赤い点に集中してみたら、<ウィーヴルの宝物庫>って場所の説明が出てきた!
便利だなぁ、これ!
脳内地図アプリをゲットしちゃったわ(正式名称は《メイクアマップウィンドウ》らしい――タブのとこに書いてあった)。
……っていうか、<ウィーヴルの宝物庫>って何?
なんでそんなとこにいるの、俺?
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