リバースプロキシ 桜の下で 6
それから数日が過ぎ……春彦はプログラミングの勉強をしながら不意に手を止めると携帯に入った勇からのメッセージを見て笑みを浮かべた。
『春彦さん、今日は撮影行ってきた妖精の衣装着たよ☆彡』
可愛い写真もアップされていた。
『ルキちゃんも今日は一緒(*’▽’)誰かに写真送ったみたいだよ』
その時、部屋の片隅で眠っていた伽羅の携帯からLINE通知音が響いた。
誰からの通知か春彦には簡単に予想できた。
そして、隣の部屋では兄の直彦が隆の監視の下で小説を打ち込んでいる。
桜の季節は過ぎ去ったが、春彦の周囲ではいつもの穏やかな風景が広がっていたのである。
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