第11話


 次の日は朝から忙しかった。いつもの日課の畑仕事を済まし、二人で朝食を摂ると、さっそく通信石の製作についてルルカから説明があった。


 通信石を作るには、まず長距離でも会話が可能な“通信”魔法の理論を覚え、それを土台に付与するという流れだ。

 “通信”魔法の理論は棚に置いてあった魔法論理の本を元に、ルルカが細かく教えてくれた。通信石は遠くにいるものと簡単に会話ができるが故に、ひとたび戦が始まるとなると、通信石は重宝されるが、盗聴妨害の付与を重ねたりなど、より高度な技術が必要になるそうだ。


 通信石の土台となるのは、昨日採ってきた緑色の鉱石を元に、いくつかの鉱石で補強して使う。通常なら炉で鉱石を溶かし練り込み鍛治打ちをするものだが、錬金術師の場合は鉱石の成分を理解していれば“合成”して“錬成”出来る。


 ディオは一通りの説明を聞きながら、様々な鉱石を手にとってはまじまじと見つめた。

「母さん、鉱石の中の不純物はどうすればいいの?」

「そうね、通常であれば鉱石の質としてそのまま使うわね。不純物の少ない鉱石程質が良いとされるわ。」

「ふうん・・・不純物を取り除くことができればいいんだけど・・・」

「それが出来たらどんな鉱石も一級品になるわね」笑うルルカの横で、ディオはじっと鉱石を見つめていた。


鉱石のステータスウインドウには鉱石名の下に、成分比率が羅列されている。たまに赤字で書いてあるものは恐らく不純物だ。

「小石0.7%、土埃0.05%パーセント・・・」

 あれを使ってみようか・・・とテーブルに鉱石を置き、右手は鉱石の上に、左手はテーブルの何もない部分に伸ばした。

「分離」今回は矢印が表示されない。だがこの鉱石の中にどのくらいの比率で入っているのかはわかる。

 ディオの手が光ると、左手からパラパラと砕けた小石や恐らく土埃であろう煙のような粉が落ちた。

 もう一度鉱石のステータスウインドウを確認すると、純度が100%になっていた。


「よし。こんなもんかな。」と満足げなディオをみて、あんぐりと口を開けているルルカ。

「・・・私が教えることは無さそうね」驚きが二周程回って悟ったようにルルカは言った。

「そ、そんなことは無いよ?」

 ルルカが言うには、純度が高ければ高い程必要になる量は少なくて済むらしい。まずは試作として、同じ鉱石から小さなかけらを二つ切り出し、二つに“通信”の魔法を付与した。


「どうかな、母さん」二つの内の一つをルルカに渡した。

「うん、綺麗に付与も出来てる。魔力を通せば使えると思うわ。」

「俺外出て試してみる!」嬉しそうに外に出ていくディオを見て、ルルカは嬉しいような寂しいような顔をした。

 少しして、ディオに渡された小石がピカピカと点滅した光を放った。

『もしもーし、母さん聞こえる?』魔力を通すと、ディオの声がする。

「聞こえるわよ。通信石としてちゃんと機能してるわね。」よしっ!と通信石の向こうでディオの声がする。


 通信石の光が消えて、すぐにディオが戻ってきた。

「これがディオの初めての通信石ね。」とルルカは小石をディオに返した。微笑んでいるはずなのに、涙が流れていた。

「うえ?!ええ?!母さん?!どうしたの?!」ルルカの涙にディオが取り乱す。笑顔の多い母の涙顔はあまり見たことがないからだ。

「ただディオの成長が嬉しいだけよ」とルルカは笑って言った。

「そ、そうなの?だ、大丈夫?だよね?」大丈夫よ!とルルカは涙を拭いた。

 もうすぐ10歳。ディオはきっと・・・。ルルカの胸中は複雑だった。


 通信石の作り方がわかったディオは、ひとまず鉱石をアイテムボックスにしまい、ルルカのデザインした温室の図面を開いた。とりあえず枠組みとなる木材が必要だな。温室に必須となるガラスの原材料は手持ちの鉱石でどうにかなりそうだ。

 ルルカに一声かけてから、森へ向かい、伐採しても問題なさそうな辺りを探した。どれが適している木かと物色していると、矢印ウインドウが一本の木を指している。どうやらディオが図面を見て考えていたものに最適な木を選んでくれたらしい。


「うーん・・・」ディオは自身のステータスウインドウをスクロールしてスキルを物色していた。

「試してみたいのはこれかな・・・」“風魔法”。これでどうにかできないかな。だいたいのファンタジー世界で風魔法は色々と用途が広い。木材を伐り出したりもできるだろう。

 失敗したら怖いので、一応矢印が示した木ではない近くの木で、木材を伐り出すイメージで風魔法を放ってみた。すると想像した通り、考えた通りの形に伐り出すことができた。


 考えた通りの形に伐り出すことができる風魔法。ファンタジー世界ならではという感じがして、ワクワクした。お試しが済んだところで矢印ウインドウが指した木を伐り出した。もちろん伐り出した木材はアイテムボックスに入れて運んだ。


 ひとまず家の横に温室を建てるイメージをして、ルルカにも場所はここで良いか確認してから木材をアイテムボックスから出した。そして風魔法で組み立てをして、使わなそうな鉱石で作った金具でそれぞれの木材を繋いだ。念のため、木材には“腐食防止”と“硬化”のスキルをかけておいた。ガラスの原材料を取り出して、ガラスを生成し、温室の屋根と木枠の側面をぐるりと覆った。


 ガラスにはより強めに“硬化”のスキルをかけておく。もともと割れやすい材質だ。簡単に割れないよう、厚みと硬度は十分にとっておいた方が良いだろう。木材同様に鉱石で作った金具で屋根、側面の木材と接着する。

 これで一旦は大枠完成と言ったところか。あとは細かい部分をルルカと確認しながら進めていけば良い。今日にでも完成するだろう。


 一仕事終えて、家の中に戻った。

「ただいまー」奥の作業部屋から「おかえり~」とルルカの声がする。

 カフスボタン、相当集中してるんだな。そんなに凝ったものじゃなくて良いと思うんだけど・・・。コップに水を注ぎ一杯飲んだところで、もう一度ルルカの描いた図面を確認する。


 あ、そうだ。湿度を保つ温室なら湿気がこもるよな。湿度調整は多分母さんがやるだろうけど、念のためガラスにも曇り止め的なものをかけておいた方が良いよな。流石に曇り止めなんてスキルはないだろうから・・・再びステータスウインドウをスクロールして合いそうなスキルを探す。


 これが良いかな。このスキルなら大枠が完成して中身が空っぽの今かけた方が都合が良いだろう。

 ディオは再び外に出て、温室の前まで来ると、硬化ガラスで作ったドアを開け、中に入った。ぐるっと内側から温室の出来を確認して、「うん、隙間とかはなさそうだな」と言うと、“状態維持”のスキルを温室全体にかけた。これで温室のガラスも湿気で曇ることは無いだろう。出来栄えに満足していると、

「キャー!」とルルカの悲鳴が聞こえて振り返った。

「ナニコレ・・・」温室を見てルルカは腰を抜かしたのかへたり込んだ。外に出てルルカに駆け寄る。

「ごめん母さん、なんかイメージと違った?」ルルカの描いたデザイン通りにしたつもりだったのだが、何か違ったのだろうか。

「そうじゃないわよ・・・そこじゃない・・・」わなわなとルルカが震え出した。

「え?」

「何でもう温室が出来上がっちゃってるの!今朝まで何もなかったじゃない!」

「そこ?そこだったのか・・・」どうやら色々なスキルを試したくて張り切りすぎたらしい。

「しかも思ってたよりも大きいし!」

「ええ、色々な薬草育てるなら大きい方が良いかなと思って。大は小を兼ねるとも言うし・・・」

「出来栄えに不満はないわ!でも!朝は何もなかったのに外に出てみたら、はい出来てますって!」

「出来栄えに不満がないなら良かったよ。中の棚とかはまだ何もないけど、とりあえず温室全体に“硬化”のスキルをかけておいたから、多少の衝撃には耐えられると思うよ。」

「・・・・・そう、ありがとう」今朝の通信石作りでもう多少の事では動揺しないと思っていたのに、ディオはその上を簡単に超えていく。

「そろそろ暗くなるから、ほら、寒くなってくるし家の中入ろう。」と地べたにへたり込んでいたルルカの腕を引いて起き上がらせた。


 夕食を二人で摂り、ルルカはまだカフスボタンの続きをするからと言って作業部屋に戻り、ディオは寝室に入ってベッドに横になった。

 今日は充実した一日だった。通信石の製作と温室の建築。スキルも色々試せた。でも・・・

 でもまだ足りない。もっと知りたい。もっと試してみたい。そんな気持ちがディオの心に広がっていた。

 奥の作業部屋でカフスボタンの製作を続けていたルルカも、また、手を止めて物思いに耽っていた。


 翌朝、毎日のルーティーンである畑作業を終えて、朝食を摂り、今日は何をしようかと考えていた。

「母さん、温室あとでもう一度見ておいてくれないかな。一応図面通りに作ったつもりだけど、何か変なところがあったら言って」

「わかったわかった。あとで見ておくわ。」昨日見せられたあの温室なら完璧そうだったが。

「俺、後で栽培用の薬草を森で探してくるよ」

「森に?あんまり無茶しないでよ・・・」言っても無駄だろうが、と思いながら言ってしまうのが親心だろうか。


 今日は目的がはっきりしている。Aランクのラナニ草。あれを栽培できればエリクサーが量産できるという事だ。量産せずとも、いつでも作れるのと作れないでは天と地の差ほどある。

 森の入口まで着くと、森に向かって手を向けた。“探知”のスキルを使って、ラナニ草の場所を調べた。が、矢印ウインドウが発動しない。もうちょっと森の奥で調べてみるか・・・。

 もう少し森の奥まで入ってから、再度“探知”のスキルを今度は強い出力で発動してみた。

 すると、矢印ウインドウが森の奥へぐいーんと伸びて指し示した。

 見つけたか。とディオはにやりと笑みを浮かべると、身体強化で矢印の方へと飛んで行った。


 矢印の先へと向かっていたのだが、矢印が示していたのは大木の木の上だった。よく見えないが、枝の根元を指しているようだ。

「あそこまでジャンプするのは無理だよな・・・」見上げていると首が痛くなりそうなほどの大木。身体強化した跳躍だけでは登るのは無理だろう。

 よし、こんな時も万能魔法、風魔法だ。ただ、自分に対して風魔法かけたことは無いし・・・失敗したら痛そうだな・・・。ディオはうーん、と渋い顔をしたが、「まぁ、物は試しだ!」とすぐに切り替えた。

 足元に風魔法を集中して発動してみたが、これはなかなかにバランスを取るのが難しい。

 身体全体を包み込んでみるのはどうだろう。薄い膜をイメージして身体全体を風魔法で覆ってみた。

「うん、身体が軽い気がする。まだ細かい調整は難しいけど・・・これなら身体強化と合わせて上までジャンプできるかな。」

 脚を曲げ、ぐっと思いっきり力を込めて跳躍した。風魔法の助けもあって、身体が羽のように軽く感じる。森を形成する大木より高く思いっきり飛んで見えたのは、地平線。どこまでも続いている大地に、思わず感動して胸が高ぶった。

 着地地点を間違えないように、少しずつ軌道修正しながら、目的地のラナニ草が生えている大木の枝まで降りた。

 ラナニ草を栽培するには色々な条件があるはずだ。ラナニ草をスキャンして、ステータスウインドウで確認した。

 Aランク:ラナニ草、エリクサーの材料となる。湿地を好み、ヒカリゴケ、もしくは湿った樹皮に根を張る。

 なるほど。ヒカリゴケか湿った樹皮・・・湿った樹皮となると温室で木を育てないといけないのか?ヒカリゴケの栽培が簡単ならその方が良いか。とりあえず根を張っている樹皮ごとラナニ草を持って帰ろう。“分離”スキルで根を傷つけないように慎重に樹皮ごと木から切り離してアイテムボックスに入れた。

「もう少し数があった方が安心だよな・・・ヒカリゴケも採取しよう。」

 ラナニ草に加えヒカリゴケも“探知”対象として辺りをスキャンすると、ヒカリゴケはいたるところにあるようだった。矢印ウインドウは細ければ細い程現在地から離れた場所にあるという事を示している。・・・この一番細いのがラナニ草だな。

 ディオは身体強化と風魔法を纏ったまま、矢印の方へと跳んで行った。


 ラナニ草、ヒカリゴケ、後はついでに見つけたBランクとCランクの薬草とキノコ。それぞれ根を含めて丸ごと採取した。このくらいあれば良いだろうか。Dランク以下の薬草はすぐ手に入るし、帰り道がてら採って帰ろう。

 身体強化と風魔法をずっと纏っていたおかげか、少し風魔法の調整がうまくなった気がする。やっぱり実際に試してみるのが一番だな、と羽のように軽くなった身体の重みを実感しながらぴょんぴょんと跳びながら帰路に着いた。


 日が暮れそうになる少し前、ディオは家に着いた。以前ならこの時間まで森にいるとルルカの説教が待っていたが、最近ではこのくらいの時間まで森に居ても何も言われなくなった。

「ただいまー」

「おかえりディオ、遅かったわね。」ルルカに怒った様子はなく、微笑んで迎え入れてくれた。

「ごめん、色々採取に夢中になっちゃって。アイテムボックスに色々入れて持って帰ってきたから、温室で栽培できるか後で確認しておいて」

「色々ありがとうね。晩御飯そろそろできるから手洗っていらっしゃい。」

 やけにあっさりとしたルルカの対応に、少し驚きを覚えつつも、まあ小言を聞かないで済むならそれに越した事は無い。


 夕食を食べながら、今日は何をしてたかとか、何を見つけたとかお互い話しながら夜が更けていった。

「さあ寝ましょうか」とルルカは言ったが、「俺ちょっとやりたい事があるから先に寝てて」と今夜はディオが作業部屋に向かった。

「母さん寂しー」とルルカは口を尖らせていたが、ディオが何をするのかは突っ込むことは無かった。「あんまり夜更かししちゃだめよ」と言いながら、おやすみ~とルルカは寝室に入っていった。

 ルルカにおやすみ、と笑って返しながら、作業部屋に入ると、昨日作った通信石の小石を取り出した。

 さてと、とディオは作業に取り掛かった。


 翌朝。

 ルルカよりも早く目覚めたディオは畑仕事を終え、早々に朝食作りに励んでいた。そこへ後ろから寝ぼけ眼のルルカが寝室から出てきた。

「おはよ~」

「おはよう母さん。朝食、もうすぐできるよ。顔洗ってきて。」

 は~い、と半分寝ぼけた様子のルルカ。寝ぼけていようがしっかり起きていようが、その美貌が変わらないのは羨ましい事だ。黙っていればこんな大きな子どもがいるなんて思われないだろう。

 相変わらず美しい母の、寝起きのだらけきった姿を見て、ディオはふっと笑った。


 朝ご飯が食べ終わりそうな頃、ディオが思い出したように言った。

「あ、母さん、これ。」と差し出したのは金色のブレスレット。真ん中に昨日の通信石が入っている。

「ちゃんと作れたみたいだし、母さんにプレゼントってことで」ディオはニカっと笑った。

 もう一つは俺が持ってる、と自分の手首に着けたブレスレットを見せた。

「昨日はこの台座を作ってたんだ。サイズは大丈夫だと思うけど、どうかな?」

 ルルカは微笑んで受け取ると、さっそく着けて見せた。

「ばっちりね」

 一緒に暮らす二人には本来必要ない代物だ。森に行く時は役立つだろうが、ルルカは貰って着けたブレスレットをどこか寂しそうな面持ちで見つめ、少し瞳を閉じると、パッと優しい笑顔を見せた。

「ありがとうディオ。大切にするわ。」

 へへへっと笑う目の前の息子は、どこまで考えてこれを私に渡したのだろう。もしかしたら深い意味はないのかもしれない。だけど少しずつ、目の前にいるはずの息子が、遠くに行ってしまうような気がした。


 ドンドン、と扉を叩く音がして、どうぞーと声を掛けるとマックスが扉を開けて入ってきた。

「おはようさん、二人とも。領主様からの招待状を持って来たぞ。」その手には以前にも見た高級紙の封筒に領主様の封蝋印が押してある手紙を持っていた。

「あらマックス、ありがとう。」ルルカが受け取るとバリっとまたもや乱雑に開けた。

「母さん、招待状なら丁寧に扱おうよ・・・。」

「招待状か開けてみないと分からないじゃない」

「そうだけど・・・」この母は・・・とディオは言っても無駄だろうともう何も言わなかった。

「来週お祝いパーティーを開くらしいわ!」一通り読み終えたルルカがディオに振り返った。

「そういやディオ。お前明日誕生日だろう。おめでとさん。祝い事続きで縁起がいいな!」がははとマックスは豪快に笑った。

 あ、もう明日か。転生してからというものの、中身がおっさんなだけに誕生日が待ち遠しいという感覚が鈍っていた。

「ありがとうマックス。」

「明日の祝いには俺も参加するからな」

 10歳のお祝いは村総出で行うため、街への卸売りも行わず朝から何やら村全体で祝ってくれるらしい。

 とは言っても当人は酒は飲めないし、大人たちが仕事を休んで酒盛りする口実にされているような気もしなくもない。


 今日は診療所に向かう日。朝ごはんの片づけを終えるとそのままマックスと一緒に馬車へ向かい、いつもより多く野菜を積んだ馬車に乗り込んだ。

 街に着くとルルカと一緒に診療所へ向かい、シャルに挨拶をして診察室と調合室へ。いつもの流れでルルカは診察、その間にディオが調薬をし、診察が一通り終わると今日はそのまま帰路に着いた。

 村に帰ると至る所に提灯が飾ってある。これが全部自分のために用意されていると思うとディオは照れ臭い気持ちと嬉しさがこみあげてきた。

 ちょうどエンリットとエンリケが村の真ん中で何やら話し合っていた。


「ただいま村長、エンリケさん。」

「おうディオ!いよいよだな!」エンリケは豪快に笑ってディオの頭をポンポンと叩いた。

「ディオの為にありがとうね。」ルルカも二人に礼を言っていると、不意に頭上が暗くなった。

 ディオは不思議になって上を見上げると、「んん?!」


 大きな影が太陽を遮っていた。


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