第5話
城下町へ行った翌日の朝。
今朝はルルカの方が早く起きたらしく、目玉焼きを焼く音と匂いでディオは目覚めた。
「おはよう、母さん」
「おはよう、ディオ。もうすぐ出来上がるから顔洗っていらっしゃい。」ルルカは優しい笑顔で微笑んだ。その顔はやはり美しい。
はーいと返事をして、顔と手を洗い、食卓についた。食卓には先日作り置きしておいたパンと、目玉焼き、自宅の畑で採れた根菜類のスープが並んでいる。
二人揃っていただきますをして食事を始めた。スープを一口飲んで、ディオは話し始めた。
「そういえば、城下町の領主様の子どもがクロロ病かもしれないんだって。ラエルが言ってた。」
「まぁ!そうなの・・・。エリクサーは間に合ったかしら・・・。」
「ラエルがすぐ届けるって言ってたから大丈夫だと思うよ。ほんと母さんがエリクサー作っておいてくれたおかげだね。」そういってディオはパンをぱくり。アイテムボックスに入っていたパンは焼きたてのようにまだ温かい。
「そういえばディオ、あの短剣は何?」ルルカが壁に立てかけてある短剣に目配せをした。
「昨日ラエルが誕生日祝いにって。軽量化の付与がされてるみたい。」
「そう、ラエルから・・・。10歳だものね。短剣くらい持っててもおかしくはないわよね。」ルルカは少し寂しそうに笑った。息子の成長が嬉しいようで、離れていくようで寂しいのだ。
「別に今までだってナイフは使ってたじゃないか」ディオはルルカの寂しさに寄り添うように笑って言った。
今までだって薬草採取で森に入る際、護身用としてルルカが色々と付与を施したナイフを持っていた。
「そうね・・・。じゃあ短剣に付与をかけなおしても良いかしら?軽量化だけじゃ今までのナイフの方が安全だわ。」
見た目の若さから時折忘れそうになるが、ルルカはやはり立派な母親で、いつでもディオの身の安全を優先していた。そして彼女はとても優秀な錬金術師ということも。
「わかったよ。母さんの好きなようにしたらいいよ。」ディオはルルカを安心させるために笑って言った。
「よーし、じゃあ、あれとあれと、あれも付けた方がいいわよね。問題は剣が耐えられるかだけど・・・」ルルカの顔は錬金術師のそれになっていた。
「母さん、ご飯冷めちゃうから、さき食べよ」くるくると変わるルルカの表情は、ディオの心を和ませた。
朝ご飯を食べ終えると、ディオは家の目の前にある畑で日課をこなそうとしていた。
自前のスキル”収穫”で畑に生える雑草だけを抜き取り、”雨降らし”で適度に畑に水を撒いた。今でこそ使いこなしているこの二つのスキルも、はじめは全く使いこなせず何度畑の野菜をダメにしたことか。雷に撃たれ前世の記憶を取り戻したころは、貰った加護を片っ端から使ってみたくて色々と実験したものだ。ルルカの度肝を抜いたこともあり、それ以降はスキルを試すときは森の中で人に見られないように訓練したものだ。が、まだ試した事がないスキルもある。
ルルカから教えてもらったのは、後天的に覚える技術の事をスキルと呼び、先天的に持っているものを加護と呼ぶらしい。加護はそれ自体を持って生まれることがまず珍しいらしいが、誰がどの加護を持っているのかは他人にはわからない。加護を受けた本人だけがわかるのだという。
元より例の少女に付けてもらった加護やらスキルが山ほどあるのだが、母親が優秀な錬金術師であったため、ディオの持つスキルはさらに増えた。他人のステータスウインドウは見ることができないが、恐らく自分以上に加護やスキルを持っている人間はいないだろうとディオは思っていた。恐らく実際にそうだ。
「母さん、森行ってきてもいい?」畑仕事を一瞬で終わらせたディオは家の中で剣と向き合っていたルルカに窓から話しかけた。
「ナイフは持ってる?奥に行かない?無理しない?」
「ナイフは持ってるし森の奥にもいかない。無理も無茶もしないよ。」念のため皮袋のアイテムボックスに飲み水と応急薬を入れて腰に下げた。
「日が落ちる前に帰ってくるのよ」とルルカに念押しされ、ディオは森へ向かった。
人目を気にしないで良い森の中は、ディオにとって最も過ごしやすい場所だった。大木に囲まれ、苔むした森は、人気はないが宝物の宝庫だ。青い矢印がピンと飛んで行った先に向かうと、たいてい珍しいキノコだったり薬草だったりが生えている。
注意が必要なのは、赤い矢印だ。赤い矢印は魔物などの生命体を指す。とはいえ目標<ターゲット>を決めない限り矢印は際限なく示されるため、普段は表示しないようにしている。これも念じるだけでいい。
身体強化のスキルを発動させると、ディオはぐぐっと膝を曲げ、高く跳んだ。森の木々はどれも大木で、道具なしに昇るのは不可能なところに枝葉がある。しかしディオには関係ない。大木の枝に着地すると、立ち上がってあたりを見渡した。
「んー、何か獲物はいないか・・・お?」
遠く、常人では決して捉える事は出来ない距離にいる何かが、身体強化して望遠鏡並みの視力になったディオの瞳に映った。
同時に、ディオはその場所まで枝から枝へ、大木から大木へとぴょんぴょんと跳躍して瞬きの間にその目的地に着いた。
「やあユニ!久しぶりだね。」
そこには白く美しいユニコーンが一頭、小さな湖で水を飲んでいた。ディオが近くに降り立つと、ユニコーンは水を飲むのを止め、ディオの方へと顔を向けた。
「ディオールか。久しいな。元気そうで何よりだ。」
「ユニも元気かい?こんな所まで降りてくるなんて何かあったの?」
「大したことはない、角の生え代わりの時期というだけ。」
ユニコーンの角は定期的に生え変わる。その抜けた角にはとてつもない価値があり、昨日納品したエリクサーの原料の一部にも使われる。
大抵のユニコーンは抜けた角を、水の女神への捧げものとして湖に落とすのだ。ユニとは偶然、湖に角を捧げに来たところに出会い、角をわざわざ湖に落とすなら譲ってほしいとお願いしたところから始まる。当然はじめはユニは拒んだ。ユニコーンの角には浄化の作用もあり、湖に落とすことでその湖は濁っていれば透き通るような水に、元から美しい湖に角を落し続ければその湖はやがて聖水となってしまうほど強力なのだ。そして何より信仰深いユニコーンに、女神への捧げものを譲ってくれなど不届きにもほどがある。しかしディオにはそのユニコーンの角がどれだけ希少なのか、何の材料となるのか、効能効果がウインドウで見えたため、諦められず、人々を助けるために譲ってほしいと懇願し、何とかユニを説得して抜け落ちた角を譲り受けたのだ。
ただ、これもただ懇願したから譲ってくれたのではない。加護の一つである、”魔動物親和”の力があってこそ、ディオの思いがユニに届いたのだった。
「ディオール、角を撫でてくれるか。」
ユニコーンは角が生え変わるとき、むずむずと痒くなるそうだ。
「抜けそうなんだね。任せて」
ディオはユニの角を根元から少し力を入れてゴシゴシと撫でた。するとポロリと角が抜け、抜けた箇所には既に新しい角が生えている。
「助かった。ディオール、角が必要なら持っていくと良い。」
「ありがとう、こちらこそいつも譲ってくれて助かってるよ」ディオは落ちた角を拾うとアイテムボックスの皮袋に入れた。
「ユニ、なんだか毛並みが前より悪くなってる気がする。本当に困ったことは無いかい?」
「ディオールにはお見通しなのだな。だがそなたの負担が大きすぎる。命より大事なものはないのだから。」
ユニは何か隠しているようだった。「ちょっと良いかい?」とユニに断りを入れてから手のひらをユニに向けて”スキャン”と唱えた。
すると小さなウインドウが開き、ユニのステータスが表示された。するとステータス画面の下部に、状態異常:毒(瘴気)と書かれていた。
「瘴気?」ただの瘴気であれば、浄化の角を持つユニコーンに効くわけがない。だが、ユニの状態異常は瘴気が原因のようだ。
「そうだ。群れの住処の近くにある洞窟から急に濃い瘴気が出るようになってな・・・皆困っているのだ・・・」
ユニだけではない、群れに影響が出るほどならばこれは何とかしなくてはならない。ユニコーンという希少生物は本来保護の対象であり、狩るなんて以ての外。
ディオは加護の魔動物親和のおかげでユニと接触できたりしているが、ユニコーンは人前に滅多に姿を現さないため、そもそもの個体数が確認できていないが、姿を現さないが故に希少生物に認定され、保護の対象になっているのだ。その群れが瘴気に侵されているというのなら、放ってはおけない。
「ユニ、まず治そう」ディオはユニに触れると”浄化”と呟いた。するとユニの体がキラリと光り、ところどころぼさぼさになっていた毛並みも艶が出るほど綺麗になった。
「おお、体が軽くなった。礼を言う、ディオール。」
「いいんだ。それより、ユニ、可能なら群れに案内してくれないか?ユニの言う通りなら、他のユニコーンたちも瘴気にあてられている可能性がある。」
ユニと出会ってから数年は経つが他のユニコーンには接触したことがない。ユニとしか出会っていないのは、恐らくユニが群れの長で、他のユニコーンに害が及ばぬようにと周囲を警戒するため行動範囲が広かったからであろう。以前一度だけ群れのみんなに会ってみたいと言ったことがあるが、その時は頑なに断られた。それほど警戒心が強い生き物なのだ。
「ふむ・・・そうだな、群れが同じように毒されている可能性があるのならば、長として何とかせねばならぬ。案内しよう。」
「ありがとうユニ!きっと治してみせるよ。」
「ディオールよ、私の背に乗るとよい。その方がよかろう。」
「大丈夫さ。俺、脚には自信があるからね。」にっとディオは笑った。
ははは、とユニは笑った。
「そうだな、ディオールであれば私の速度にもついて来れよう。」ユニコーンの走る速度はそこらの馬の比にならない。賢い頭脳を持ち、尚且つその走る速さから、ユニコーンを捕えようとする密売人の罠にはかからない。
「ではついて来るが良い」そう言うと、ユニは目にも止まらぬ速さで走り出した。
「さすがはユニコーンだな・・・念のため”追跡”をかけておこう」そういうとユニが走り去ったところに矢印が現れ、ユニの行く先を現した。そしてディオは脚にぐっと力を入れ、同じく目にも止まらぬ速さでユニの跡を追った。
「ユニ、その瘴気が濃くなったのはいつから?」走りながらディオが聞いた。常人ならばできぬことだが、ディオにとってはユニコーンと並走して走る事など普通に走ることと変わりないのだ。
「そうだな、つい最近だ。三、四日前ほどから異変を感じておる。」
「三、四日だって?たったそれだけの日数でユニが毒されるなんて・・・」
「だから負担が大きいと言ったであろう。洞窟の中で、それだけ危険なことが起きているのやもしれぬ。」
30分ほど走った頃だろうか、ユニは走る速度を緩めた。
「あそこだ。私が先に皆に話をしよう。」
「わかった。」
そこには開けた場所に、十数頭のユニコーンたちがいた。警戒心の強い彼らは、近くに長のほかに人間がいることを既に察知していたようだ。ディオは彼らから見える位置で、しかし確実に距離を取りながら立ち止まった。ユニは群れに合流し、何やら他のユニコーンたちと話し合っているようだった。
「ディオールよ、こちらへ」群れで少しの会話をした後、ユニがディオを呼んだ。
「今話した少年だ。彼は我らに危害を加えることはない。私が保証しよう。」
「皆さん初めまして。ディオールと言います。長から話を聞いたと思いますが、皆さんは瘴気に毒されている可能性があります。一度診させてください。」
ユニという呼び名は単にユニコーンだからという理由でディオが勝手につけた愛称だ。その為、群れの前では長と呼んだ。
警戒しているものもまだいるようだが、長からの話ということもあり、大人しくディオの診察を受けてくれた。ディオは一頭一頭スキャンしては”浄化”のスキルを施した。
「ユニ、やっぱり群れ全体が瘴気に毒されていた。洞窟に案内してほしい。」
「そうか・・・瘴気から解放されただけでもありがたいのだ。我々の恩人を危険にさらすのは気が引けるが・・・案内しよう。」
ユニコーンの群れたちの住処から少し離れた先に、濁った色の小さな湖と、暗く淀んだ空気を放つ洞窟があった。
洞窟の上には赤い矢印のウインドウで注意と書かれていた。
「ユニ、いったん群れに戻っていてくれないか。また瘴気にやられたら大変だ。」
「しかしそなたは大丈夫なのか?我々でも毒された瘴気であろう。」ユニは心配そうにディオを見た。
「大丈夫。俺には加護があるから。」にかっと笑ったディオは、まずは目の前の濁った湖に手を向けて、「浄化」と呟いた。
「なんと・・・我々の角でも戻らなかったものを・・・」濁った池が透き通るように綺麗になり、ユニは驚いた。
「じゃあ、ちょっと洞窟を見てくるよ」とディオは洞窟へ身体強化の速さで入っていった。
内心、少しドキドキしていた。いや、ワクワクといった方が近いのだろうか。
これまで一角兎などの小さい魔物は何度も相手にしてきた。が、今回は洞窟の入り口に”注意”とウインドウが出るくらいだ。もしかしたら大型の魔獣がいるのかもしれない。
だがディオにはルルカが付与を施した最強にも近いナイフと、何よりも試していないスキルを試してみたいという好奇心が彼から恐怖をなくしていた。
洞窟の中は陽が当たらないためひんやりとしている。洞窟に入った時から、小さなウインドウが開き、”状態異常無効の加護を発動します”と表示されたり、”対物理防御の加護を発動します”なり小さなウインドウが開いたり閉じたりを繰り返しているあたり、この洞窟にはやはり何かが起きている、もしくは何かが潜んでいるのかもしれない。
入口付近は外の陽のため明るさが残っていたが、奥に進むにつれて真っ暗になっていく。そこでまだ使ったことのない、”闇夜の瞳”のスキルを発動してみた。スキルの説明ウインドウで、”暗闇でも辺りを見通せる”とあったので使えるのでは、と思っていたが、ビンゴだ。陽の差す外と同じように洞窟の中がクリアに見える。洞窟にはところどころにキノコや鉱石があるようだ。表示されるウインドウを横目で見ながら、ディオは奥を目指した。時折二股など分かれ道があったが、この瘴気の原因を探りたいと思っているディオを手助けするように矢印ウインドウが進む道を教えてくれる。
身体強化で進んで5分程度でその目的地に到着した。広い空洞には湖を堀にして、中央に禍々しい瘴気を放つ卵のようなものがそこにあった。
「卵・・・?」強い魔物でもいるのかと思っていたディオは、この瘴気の原因がまだ孵化していない卵とわかると少しがっかりしたような表情を見せた。
「まあいいや。このままだったら洞窟がダンジョンになりかねないだろうし、全部浄化しておこう。」そういうとディオは洞窟の地面に手のひらを当てて、力を込めて”浄化”スキルを発動した。すると辺りの重々しかった瘴気は全てなくなり、空気が透き通るように綺麗になったのがわかる。堀になっていた湖も、光り輝き出し辺りを照らしだした。
「ちょっと魔力使ったな・・・」ふう。と一息つくと、再び小さなウインドウが開き、”魔力回復の加護を発動します”と示されるや否や、ディオの身体を光が包み、浄化スキルで疲れた身体は一瞬で治った。
「ん?卵が浄化しきれていない・・・?」ディオの言う通り、卵の周りに纏わりついていた禍々しい瘴気は薄れたものの、まだ瘴気を帯びているようだった。それならもう一度、と”浄化”スキルを発動した。するとどんよりした青紫色をしていた卵が、輝くような空色の卵へと変わった。ディオが手をかざして”スキャン”を唱えると、ウインドウには、”孵化直前の浄化されたブルードラゴンの卵”と表示された。
「ド、ドラゴン・・・?しかも孵化直前?!」ディオは面食らったように卵を見つめた。孵化直前と表示された通り、卵はカタカタと動き出した。
どうしよう。ドラゴンだとは想像してなかった。孵化したばかりといってもドラゴンならば相当強力な力を持っているに違いない。魔動物親和でどうにかなるだろうか。ディオは冷や汗をかいた。
パキ、という音がして卵にヒビが入った。続いてパキパキ、とヒビが広がっていく。
「ど、どうしよう・・・!」動揺するディオをよそに、ついに卵が割れた。
キューーーー!という鳴き声と共に空色をした小さなドラゴンが孵化した。
ディオはドラゴンの鳴き声を聞いて一度後方へ跳び、戦闘態勢を取った。
「・・・お前は誰だ」
孵化したドラゴンがディオを見つめている。
喋った?!ドラゴンって喋るのか?!いやいや、そんなことはどうでもいい。敵なのか、味方なのか?どっちだ?
「ディ、ディオール・ブレイグ。瘴気を辿ってこの洞窟に入ってきた」
「ふむ。しかし瘴気などどこにもないぞ。お前の仕業だな?」
何も言ってないのに何でわかるんだ?!
「この辺りにはお前と同じ魔力が満ちている。我にもお前の魔力が宿っているのを感じる。卵から孵したのはお前だな?」
卵から孵化して間もないというのに何という威圧。これがドラゴン・・・。
「そうだ、俺がやった。今にでもダンジョンになりそうな勢いだったからな、”浄化”のスキルを使った。」
「そうか、お前の年端にしてはよくやる。魔力も澄んでいて心地よい。気に入ったぞ。」
どうやら敵ではない・・・のか?
小さなドラゴンはひらりひらりと飛んでは自分の体を確認しているようだった。
「ふむ、お前の魔力で孵ったというのなら、誓いを立てるのが道理であろう。ディオール・ブレイグよ、こちらへ参れ。」
「誓い・・・?」ディオは戸惑いながらもドラゴンの近くへ向かった。
「む・・・?お前は・・・。そうか、長い刻が経ったのだな。」
何を言っているんだ・・・?そもそも誓いって・・・。
ドラゴンはディオに近づくと、目を閉じて体を光らせた。光はディオをも包み込んだ。温かい・・・。
「これで盟友の誓いは完了した。」
め、盟友の誓いってなんだ・・・?とディオの顔にでも書いてあったのか、「盟友の誓いを知らんのか。お前は私の友であり、私はお前の友となったのだ。故に私がお前を傷つけることは絶対にない。」
そうなのか・・・ということは敵じゃないって事だよな。
「ええと、名前は・・・ないのかな?なんて呼べばいい?」
「私は始祖のドラゴン。色々な呼び方をされてきたが、名がちゃんとあるのだ。アーケール・ルミーニという。」
「アーケール・ルミーニ・・・始祖のドラゴン?!」
思いがけない告白に、ディオは言葉を失った。
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