第16話 2人の正体!
結局はお金を商業ギルドの口座に入れてもらい、欲しい時に自分で買う事にする、ただその金額が膨大でそれも困る原因だ。
その額金貨10000枚、日本円なら10億円!
「本当にこんなに貰って良いんですか?」
「あゝ、口止め料と受け取ってくれ、この先に君がお金に困って何かがあり、この事が知れると困る事が有る、その為に君には平穏に生活をしてもらいたい」
「そうだよマーサー殿は、失われた我が商会の秘密を握ったんだ、その事で商会は君に全力で力を貸すよ」
会頭さんも支配人さんも、この事は重要機密で他言無用との事、そして俺が変な奴に絡まれても、全力で助けてくれるって言っている。
よし兄貴が追って来たら、アコーズ商会に逃げ込もう!
そして彼らと別れて俺は宿で夕飯のカレー作り、何度食べてもカレーは食べられる、早く何処かで米を見つけたいね。
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俺の姿が消えるまで2人は手を振っていてくれる。
「彼は帰ったな?」
「あゝ帰ったよ会頭」
「2人の時は兄と呼べよ、堅苦しい」
「まぁ世間の目も有るからね、兄さん」
その後2人は、支配人の執務室に移動する。
「本当に、これが発見出来て良かったよ」
「あゝ、確かにこれが証だな!」
会頭に、手に持っている木片と宝石を見せる支配人。
「この物が、俺たちが探し求めていた親父の遺品か?」
「金塊と宝石の箱の間に、小さな鉄の箱があった、鍵は俺が預かっていたから、直ぐに開けて確保したよ兄さん」
「良かったよ、お前が此処にいて、まさか馬車ごと物が確保出来るとは思って居なかった」
2人は改めて木片と宝石をみる。
「これさえ有れば、誰にも文句は言われない、公爵家の後継として兄さんは、胸を張って名乗れば良いんだよ!」
「お前が名乗っても、俺は文句も言わんけどな!」
「あんな奴らと一緒には出来ない、俺はこの商会をもっと大きくするんだからね!」
「やっぱり、俺が公爵家を継ぐのか、ああ〜」
「それが長男に生まれた義務だよ、それに王位にも関係して来るはず」
この国の公爵家は王家の親戚、それも現王の下兄弟や姉妹がいる家を指す。
前王の兄弟達は同じ呼び名の侯爵でも格が一段下がる。
「これを王都で見せて、アイツらを追い出して公爵家の跡取りとして、俺はもう一度貴族世界に出る事にする、後ろの守りは任せたぞ!」
「あゝ資金でも人材でも任せて欲しい、それに彼をこちらにどうにか取り込めないだろうか?」
俺が泊まる宿の方を見る2人。
「この馬車を見つけた、何かしかの力を手放すのは欲しい所だ、少なくとも金で縛ろうとしても失敗したからな」
「あゝ、影から手助けをして、どうにか恩を売る事にするよ、後は誰かを側に付けて見張らせる事にして……」
支配人は少し考える、俺をどうやって見張るかをだ!
「そうだな、後は此処までの素性を探って置いてくれ、後々イチャモンをつけられても困るからな」
「そっちも今動いている、料理人達に上手く此処に来るまでの道筋を探らさせているからね」
「バレるなよ、逃げては困るからな」
「大丈夫だよ、そこは上手くやるから」
2人は夜通し話し合っている、これからの先の事を!
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