第11話 幌馬車一台売れました!

その夜も前の宿に泊まって、朝飯を食べたら商会に行く事にした。


「このレシピで合ってますよね」

「えぇ、もう少し膨らむと本物ですけど、俺も此処までしか膨らませられません、後は努力と研究でどうにかしましょう」

宿の食堂で、チャパティの実食、料理長と色々と話して、商業ギルドに登録する物を決めている、この料理長も協力者として一緒に登録する事にしている。


何故かって? 俺1人だと貴族や他の商会に、折角の権利を奪われる事があるからだ!


アコーズ商会と俺と宿の料理長を巻き込んで、登録する事にした。


これで異世界版チャパティが登録出来る。


そして試食が終わって、アコーズ商会にまた向かう。


残り2台の持ち主の行方だ!入り口に入って見つけた従業員に話しかける。

「支配人さんは何処にいますか?」

「あゝマーサー様おはようございます、今呼んで参ります」

奥の部屋にでもいるのか、奥に向かって行く従業員さん。


そして少しして戻ってくる。

「お待たせしました、奥にお越しくださいとの事です、案内しますね」


俺は従業員さんの後をついて行く、結構奥の部屋だ。

「失礼します、マーサー様をお連れしました」

「入ってくれ、それとお茶をお願いする」

ドアが開けられて俺だけ中に入る、従業員さんは何処かに行ってしまった。


「まぁ椅子に座って下さい、今お茶が来ますので」

この世界のお茶は紅茶で緑茶では無い、コーヒーも何処かにあるのかなぁ?


「お待たせしました、2台の所有者は確認出来ました、1台目の幌馬車の持ち主は王都の商会でして、放棄すると一筆頂きました、どうしますか?」

結構良いやつだけど、他所の商会だと後から何か言われても対処出来ないので、此処は放棄だね。


「俺もいらないので、売る方でお願いしますね」

「では当商会で買取させて頂きます、金貨30枚でよろしいでしょうか?」

金貨30枚……300万円か即売りますよ!


「ハイお願いします」

「では御商談成立で、後で商業ギルドカードに振り込んで置きます」

「次ですけど」

支配人さんが言いかけるとドアがノックされる。


「失礼します、お茶をお持ちいたしました、それと支配人にお客様です、何か昨日の馬車の件との事です」

「あゝお通ししてくれ、追加でお茶もよろしく」

そして従業員さんが出たので、俺も出ないと行けないかと思う。


「お客様が来るんですね、ならまた今度来ますよ」

「イエイエ、これはマーサー殿にも関係あります、まだ説明していない2台目の馬車の持ち主さんです、消えたご主人さんの奥さんとお子さんですよ」

どうやらこれも俺に関係の有る人だった様で、お茶を飲みながら待つ事にした!




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