第10話 先代のお宝!

とりあえずはお昼なので、軽い物を食べて腹ごなし!


「これって面白い物ですね、ひらパンですか?」

俺が出したのはチャパティ、今回は宿で貰った炙り肉を挟んで食べてみる、時間停止アイテムBOX様々だ!


それと本当はもっと膨らんで欲しいけど、今の技術と材料だと膨らみが少しでナンの方に近い。


「これって商業ギルドに登録をしてますか?」

「してないけど、何処にでも有る料理だよね?」

確かにパンは丸めるか細長くなっているけど、ひらパンって無いんだっけ?


「有るかも知れませんけど、とりあえずは登録してみましょうよ、もしかしたら色々と恩恵が有るかも知れませんしね」

そうだよね、初登録ならロイヤリティーが発生する可能性が有る。


でも香辛料や調味料が、どれ程この世界にあるのか分からないから、恐らくは後から後から類似品が出てくるだろうね。


「ならば、間に挟む物は何でも良いですけど、パンの製造方法だけは登録しますかね」

また商業ギルドに行く予定が出来てしまった。


少しすると、商業ギルドに行っていた人が帰ってくる。

「支配人様、こちらが昨日の調査結果です」


どうやら昨日の荷馬車達にも刻印が有り、調べてみる事にしたらしい。

「どの荷馬車の持ち主の村はすでに無くなっている?それも10年以上前の事だと!」

「ハイ、ですので全ての馬車は当会の物にして良い様です」

「分かったマーサー殿、聞いていた通りに売買は成立しました。残りも速やかに取引できる様にします、特に先代の馬車の価値には、我が商会からかなりの金額が出ると思います」

まぁ取らぬ狸の皮算用に成らないなら、俺としては良い結果を待ってますよ!


そして先代の馬車の荷物に、みんなが釘付けになった。

「見ろよこの宝石の量を」

「金塊もあるぞ!」

「先代さんはやはり結構やり手だったんだな!」

「今代の会頭も凄いけど、規模が違うぞ」

「おいおい、変な事を言うと首になるからな! 気をつけて話せよお前達!」

「だって見てくださいよ、箱いっぱいのお宝ですよ!」

どうやら帳簿に載っていない、先代さんの個人資産みたいだ。


「王都に運んで、これを売ったら屋敷が幾つ出来ますかね」

「まぁ伯爵様級の豪邸が5件は建つね!」

「公爵様級なら、一軒は建つな!」

結構凄い金額なんだ、前世の法律なら最大20%もらえるから伯爵級の屋敷が一軒建てられる計算だ!


ただ此処は異世界、そんな法律は無いので、商会の匙加減で報酬は決まってくる。


「お前達は喋りすぎだ、マーサー殿が喜んだり悲しんだりしているぞ、余り喋らず査定を早くしておけ」

支配人さんに注意されてみんな無言で作業を続ける。


「本当にこれ程の財産を持って消えた先代は、今何処にいるんだ」

支配人さんがボソッと言う、俺も思うよ何処で何をしたら、こんなにも財産を貯められるのかね〜と!









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