第4話 領都に入ったけど!

そして歩く事20日、3つの村を超えてやってきました領都!


途中では、放置された馬車を更に5台程発見、綺麗なのや朽ち果てている物もあったけど、全て収納してきた。


中に一つだけ最初に発見した馬車みたいに綺麗で、木箱が一杯あった物を発見出来た。

箱の中はまだ確認してないけど、結構良い物だと良いけど!


「はい次、君は1人か?身分証はあるかな?」

「無いです、村を出てきたのでこの領都で、何処かのギルドに登録しようと思っています」

門番さんは少し考えたけど、何かを俺に渡してくれる。


「これは仮の身分証だ、それを持ってこの石の上に手を置いてくれ」

俺は言われた通りに身分証を持った手を、石の上に置く。

石は少し光って消えた。


「何も犯罪は犯して無いな、その証明書は3日間有効だ、何処かのギルドに登録するか、此処を出る時に返してくれれば良いからな、ギルドに登録するのには金が掛かるけど持っているか?」

「……」

言われて見れば金は無かった。


「その様子だと一文無しか、なら冒険者ギルドで臨時の手伝いをして、まずは登録料を稼げよ」

冒険者ギルドなら臨時の手伝いの仕事があるのか、でも俺には途中で拾った馬車達がある。


「大丈夫です、売り物は有りますので」

「なら商業ギルドに行った方がいいぞ、登録料は高いがそれに見合う商品なら登録が出来る筈だ、道をまっすぐ進めば分かると思うから」

いい事を聞いたので、門番さんに手を振って分かれる。


そして歩いていくと大きな建物が見えて来た、おそらく此処が商業ギルドかな?


中に入って見渡すと、結構な人で混雑している。

大きな袋を持った人や、何人もの人を連れている偉そうな人。


「君、何かようかね?」

入り口付近でウロウロしていると声を掛けられる、結構紳士的な人だ。


「此処って商業ギルドですよね?」

「イヤ、此処はアコーズ商会という店だけど、商業ギルドならもっと先だよ」

大きな建物で人が一杯いたから商業ギルドかと思った、単なる大きな商会さんか!


「間違えました、それなら失礼します」

俺は店を出ようとすると、肩を掴まれて止められる。


「君は何かを売りに来たのかい?それなら此処でも買い取る事は出来るけどね!」

ニヤリと笑う紳士さん、その笑顔が怖いですけど!


それと俺はまだ商業ギルドには登録をしていないんだけど、大丈夫なの?

「まだ商業ギルドに登録をしてませんので、物を売る事は出来ないですよね?」

登録して身分証が欲しいのだ、商品は後で売れば良いと思っている。


俺を上から下に見渡す紳士さん、余り見ないで欲しい、今の格好はそんなに綺麗で無いからね。


「失礼、余りよろしく無い格好だから、ギルドの入り口で追い返されると思ってね、それなら此処で物を売ってから洋服も着替えて、商業ギルドに行った方が印象はいい筈だけどもね、う〜ん」

やっぱり綺麗で無い格好だとダメか?商業ギルドは格好でも門前払いなんだね。


俺はしばし考えて、この目の前の紳士と話をする事にした!





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る