僕の夢を見て。

子供にとって、夜は恐怖の対象だったりする。
ましてそれが小学校低学年ほどの子供だったら。

「暗い部屋で反省しろ」これを言われた子供はどれくらい居ただろう?
レビュワーはこれの体験があり、悪いことをすると、真っ暗な部屋で反省するまで閉じ込められるいわゆる反省部屋システムがあり、それによって社会のルールを学ばされたものだ。

何が言いたいかというと、子供にとって暗闇は恐怖であり、そんな中一人で居ないといけないのは、苦痛でしかないのだ。暗い中、親が近くにいてくれないのは、なんと心細いことだろう……?



マクラが長くなった。



物語は、ユーチューバーが主人公で、

新宿の明け方に『ジュクキッズ』と言う、昔で言うところの赤線地帯といえばいいのだろうか? 戦後の女衒。今でいうところの売春が行われていた場所で、アメリカ兵の相手をさせられていた亡霊のことを『ジュクキッズ』と呼ぶらしく、それの調査をするところから始まる。

東京の郊外から新宿まで二時間かかるそうだ。
そうなったら必然的に主人公の出どころは青梅市より奥。
でもそんなところにマンションなんてあったか怪しいから八王子とか大月とかそっちの方だろう。
……全く関係ない話だ。



そして、明け方の新宿で、主人公は
こんな時間にうろつく、子供を目にする。警察に追われているところからそれは亡霊ではなく、実在する子供であることがわかる。
その子は咄嗟に主人公の袖を引っ張り、こういうのだ。「パパ」


すると警察は去っていった。


なんのことだかわからない主人公。

そして、やがて判明する事実は、

ジュクキッズの正体である。











最後の詩は、あなたの涙腺を間違いなく崩壊させるだろう。




ご一読を。