6 Windows of Dooms

 さて、今までの流れを踏まえて「災いの要因を『環境・人』の2軸、失うリソースを3軸に定め、計6つのカテゴリに分類した。名付けて『6 Windows of Dooms』。

“Dooms”という響きの良さに酔いしれていたが、どうにも聞き覚えがある。アサシンではなく、あのアメリカを奔走する伝説の配達人のゲームだ。独創的な命名だと思った矢先、先人に『納品』済みだったことが判明してしまった。


 ⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤⏤

(※カクヨムでは図表が使えないので、文字列での表記をしております。分かり難くてスミマセン…)


 災いの6事象モデル

「欠乏と外的要因の不整合

 このモデルを、それぞれの災いの性質を表すキーワードで整理しました。


| 2軸 |

| 環境(Environment) |

 場所・制度・物理的状況

| 人(Person)|

 家族・職場・対人関係


| 3軸 |

| 経済(Economy)|

 ① 地縁的困窮←環境×経済(E×E)

(物価高、過疎地、不況地域) |

 ② 搾取的人間←人×経済(P×E)

(経済的DV、不平等な贈与) |

| 心理(Psychology) |

 ③ 閉塞的環境←環境×心理(E×P)

(同調圧力、監視社会、不潔) |

 ④ 感情的孤立←人×心理(P×P)

(冷笑、無関心、ハラスメント) |

| 時間(Time) |

 ⑤ 構造的忙殺←環境×時間(E×T)

(長距離通勤、インフラ不足) |

 ⑥ 献身的摩耗←人×時間(P×T)

(ケア労働、過剰な依存、連絡攻め) |


 各項目の解説

 ① 地縁的困窮: 住んでいる場所の経済状況が悪く、個人の努力では所得が上がらない「場所の不幸」。

 ② 搾取的人間: 家族やパートナーに稼ぎを奪われる、あるいは他人のために浪費させられる「他者による経済的圧迫」。

 ③ 閉塞的環境: 物理的な景色や社会制度が自分を抑圧し、心が休まらない「メンタル・デッドゾーン」。スマホのポップアップ広告、メディアの偏向報道

 ④ 感情的孤立: 周囲に人はいても心が通じず、心理的な安全性が脅かされる「魂の空腹」。

 ⑤ 構造的忙殺: 通勤時間の長さや手続きの多さなど、仕組みによって自分の時間が奪われる「システムの犠牲」。

 ⑥ 献身的摩耗: 介護や育児、あるいは「断れない人間関係」によって、自分の時間が他者のために消えていく「時間の横領」。


 このモデルの活用法

 この6分類を「不幸(災い)のポートフォリオ」として使うことで、自分が今、何によって一番削られているのかを客観的に診断できます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る