主人公は、東京での仕事を失って地元に戻った蓮と、父から旅館「舶灯館」を継いだ千尋。
帰る場所をなくした者と、たった一つの灯りを守ろうとする者が、少しずつ距離を詰めていく出だしに引き込まれました。
商店街のシャッター、ハローワークの空気、売れ残った林檎といった描写が、人物の感情と地続きになっているのが良かったです。
イベント屋として感心したのは第3話です。ハローワークの担当者が、結果に繋がらないとわかっていても、紹介状を手渡し本気で応援してくれる場面。制度の限界の中で、できることを尽くす人の姿が印象に残りました。
3話まで読んでの感想です。