誰も助けてくれなかった。絶望は狂気へ。

タイトルから強く興味を惹かれた。
絶望の中にいる者の精一杯の訴えのような、他者を責める呪いの言葉のようにも聞こえる。世の中には色んな憎しみや絶望があるが、「誰も助けてくれなかった」という事実ほど悲しく、恨めしいことはない。
主人公は苦しい家庭環境から逃げたが、逃げた先の男から搾取される生活を強いられる。救いのない境遇は読んでいてずっと辛く、苦しいのだが彼女がどんな選択をするのか、目を離すことができなかった。
怪異の描写は五感全てを刺激するようなリアリティさがあり、物語の世界にのめり込むことができる。

これは誰にも助けてもらえなかった者達の叫びと復讐の物語。

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