異界戦線システム:世界観設定集(創作者向け)

――参加者全員が物語の共犯者になるための土台


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■1 世界の構造


この作品には 2つの主要世界 が存在する。


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◆ A:主人公側の世界(ファンタジー)


ジャンル:中〜高ファンタジー+魔術体系(五相術)


魔法は存在する


ただし“才能持ち”は希少


村や国家レベルはのどかだが、魔獣・魔境は現実的に危険


技術レベルは中世〜近代前夜


科学とは無縁だが、主人公は“現代科学の知識にアクセス可”


▶ 主人公の立場


世界を一度クリア済み(ラスボスも倒し済み)


英雄、夫、父。家族持ち


魔術の素質は万能クラス


ただし 出力3割・継続短め


→だから“一撃で世界を救う”能力ではない


→超応用が強み。科学の再現・術の複合・育成適性が抜群


▶ この世界のポイント


**「才能×訓練の方向性次第で化ける」**構造


主人公は“育成者として最適解を見つける”タイプ


弟子を育てることで異世界救済の柱が立つ


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◆ B:異世界(アバドン側世界)


ジャンル:SF終末戦線+生体兵器との総力戦


文明レベルは「現代+メカ少し」


ロボ・強化外骨格はある


ただし“圧倒的に敵が強い”


敵:アバドン(生体兵器)


再生能力


物理無効システムの一部


数が多い


死亡ログすら飲み込む


技術者・兵士の消耗が激しく、常時人材不足


▶ 唯一の救い:異界召喚


1週間に1人だけ 他世界から人員を呼べる


滞在期間:1週間


自動送還(生存していれば戻る)


帰還後は再召喚できない(精神負荷が限界値を超える)


▶ しかし問題


召喚される英雄たちは“世界救済レベル”ではない。


→1週間で開発・伝授できるのは微細な技術のみ


→“魔法”持ちは奇跡を起こすが、それは一度きり


→ほぼ全員、戦死


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■2 召喚システム


◆ ● 召喚理由


この世界は 「異界の情報・才能」を食ってギリギリ維持されている」


→英雄は“素材”


→魔力・術式・原理・知識、なんでも吸収される


◆ ● 制限


1. 一度に呼べるのは1人


2. 期間は1週間


3. 資源・材料は異世界側の文明の範囲


4. “大規模兵器”の開発は不可能


5. 魔法は世界適応に時間がかかるため弱体化する


◆ ● 英雄の本質


「主人公の弟子なら割と有効」


「主人公本人は行っちゃダメ」


理由:


出力3割では 戦線は動かせない


“育成者としての能力”が唯一無二


行けばただ消耗するだけで終わる


家族のある主人公は世界を跨ぐべきではない


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■3 魔術体系(五相術+分解組成術)


NARUTOの五大性質 → 分解


ハンターの念 → 運用


科学 → 再現性と拡張性


これを統合したオリジナル体系。


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◆ 五相術(属性)


1. 火相(燃焼・発火)


2. 風相(流動・拡散・制御)


3. 土相(生成・固化・粉砕)


4. 水相(溶解・毒素・化学反応)


5. 雷相(活性・電磁・誘導)


▶ 特徴


単相だと弱い


複相になるほど応用範囲が爆増


三相以上で「化学・物理レベルの再現」可能


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◆ 複合技(例)


● 粉塵爆発系(主人公の弟子①)


土相:粉砕・粒子化


風相:拡散・流動


火相:着火


→ 大型ロボでも通る“継続的破壊手段”


● 毒性術(弟子②)


水相+土相:溶解+抽出


水相+火相:揮発


→ アバドンの死体から抽出した“領域毒”を作れる


● 他の創作者向け:組み合わせ無限


火×雷:プラズマ切断


水×雷:電気分解系


風×雷×火:磁気嵐


土×風×水:腐食霧


→ “理科の知識”があれば誰でも技が作れる


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■4 アバドン(敵)


本質


「情報を喰う生体フィールド」


できること


自己再生


血肉を素材に進化


周囲の粒子情報をコピー


“人類の攻撃ログ”を蓄積して無効化


弱点


複合反応系攻撃(粉塵爆発・毒素)が効く


情報量の多い攻撃に弱い(複相術)


→だから主人公の弟子が刺さる。


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■5 物語の推奨テンプレート


創作者が1話完結で書ける構造。


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◆ テンプレ①:弟子が異世界へ行く回


1. 主人公に相談


2. 能力訓練


3. 召喚前の会話


4. 異世界側の“絶望描写”


5. 実戦


6. 生存・帰還


7. 世界の理解が深まる


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◆ テンプレ②:技術提供回


1. 主人公が情報分析


2. 弟子や村人が開発


3. 異世界側へ送る


4. 小さな勝利


5. アバドンが学習


6. 新対策を考案


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◆ テンプレ③:異世界側視点


1. 絶望


2. 圧倒


3. 新しい召喚者の到来


4. 小規模突破


5. しかし状況は依然詰み


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◆ テンプレ④:オリジナル術の提案


読者・創作者が独自技を投稿できる。


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■6 創作者向け“投稿ポイント集”


「粉塵爆発の新型」「毒霧の応用」「腐食術」「結界強化」なんでもOK


主人公の弟子(オリキャラ)を書いてもよし


異世界側の兵士視点で書いてもよし


アバドンの進化ログを書くのもよし


世界構造は“ゆるフレーム”だから改変自由


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■7 この設定の魅力


科学×魔術×戦争 の三重構造


作者が一人で無限の技を作れる


読者が能力投稿できる


一話完結で書ける


熱さと絶望が共存


Fateの聖杯戦争的な“イベント性”


マブラブ並みの“世界に刻まれた絶望”


NARUTOや念のような“自由な能力創作”

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