それでもまだ、愛している

痛々しいまでにひたむきな愛と、その結末を描いた心を抉る作品。

届いていたはずだった、与えられていたはずだった。

人間の心はかくも醜く、脆い、切ない愛に縋り付く。

決して甘くはない、この痛みと苦味もまた愛なのだと、作品が叫んでいる。

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