概要
この街は首吊り用のロープが空から垂れている
首吊りロープが空から垂れるこの街には、景観を守るために〈首を吊った人を降ろす仕事〉が存在する。
学歴も、資格も、技術もいらない手取り40万円の仕事だ。
楽ではないが、先輩の〈後藤さん〉と妊娠した奥さんの為にがむしゃらに働く後輩の〈佐々木〉と助け合いながら、忌み嫌われた仕事を続けている。
あの日、人ではない肉塊が吊るされるまでは――
その肉塊を見た時、佐々木が言った。
「あれって、胎盤じゃないですか?」
あの首吊りロープで、本当に自殺が行われているのか。
それとも別な意味があるのか。
この街の住人は、誰一人として自殺の瞬間を見てはいない。
学歴も、資格も、技術もいらない手取り40万円の仕事だ。
楽ではないが、先輩の〈後藤さん〉と妊娠した奥さんの為にがむしゃらに働く後輩の〈佐々木〉と助け合いながら、忌み嫌われた仕事を続けている。
あの日、人ではない肉塊が吊るされるまでは――
その肉塊を見た時、佐々木が言った。
「あれって、胎盤じゃないですか?」
あの首吊りロープで、本当に自殺が行われているのか。
それとも別な意味があるのか。
この街の住人は、誰一人として自殺の瞬間を見てはいない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!遺体を降ろすだけ。たったそれだけで40万。でも決して楽な仕事ではない。
衝撃的なタイトルと、あらすじ内の設定に引き込まれて思わず読まされた本作。
湖の上に吊るされた、どこからともなく垂れるロープ。
そしていつの間にかそのロープにぶら下がる遺体。
そんな不気味な謎だらけの湖に、「遺体を降ろすだけ」というお仕事。
警察に届けるわけでもなく、かといって遺体を岸まで運ぶわけでもない。
本当に「降ろすだけ」。
それだけで、ポンと手取り40万です。
特殊な技術が必要なわけでも、資格を要求されるわけでも、知識が必要なわけでもなく……やろうと思えば誰でもできる、でも誰もが御免被りたい、そんな仕事です。
謎です、理解が追いつかないことが多すぎます。
これこそが作者の術中というも…続きを読む