今年、学んだこと。
クライングフリーマン
今年、学んだこと。
今年学んだこと。
というか、再認識したこと。それは、「分かる人には判る。分からない人には放置するしかない」ということ。
それを聞いて、「そうだよな」って言う人は、身に覚えがありますね?
「当たり前だ!」って、ほざいた人は、「おまいう星人」。
分かった振りして、分かってない。後で困ることを想定しないから、素直に人の言うこと聞かない、覚えない、調べない、『おまいう星人の、比較三原則』である。
『田中角栄の5つの法則』にもあるそうだが、人付き合いには必要なことである。
口撃ばかりする人は、意表を突かれると脆い。
今の高市政権がそうである。
『肩透かし』という言葉をご存じだろうか?
元々は、相撲の『決まり手』である。
突っ込み方の勢いが強ければ強いほど効果がある。
力んだ時点で負けているのである。
閑話休題。
話を戻して、自分なりに大きな決断をしたことが幾つかある。
診療所の併営しているフィットネスでZoomを使った、「オンラインレッスン」に参加していたが、思い切って辞めた。
診療所でもリハビリトレーナーを務める者がレッスンのトレーナーとして多く参加していた。
向こうには、単なる我が儘と映っていただろうが、イヤホンマイクの『受信機』の不具合で『間接音声』でしか聞こえなくなったから聞こえづらいと訴えた私。
「聞こえますか?」とトレーナーが尋ね、幾人かの参加者が「聞こえます」と応え、「聞こえない」と訴えた私は無視された。
再三起こる現象だから、チーフトレーナーに訴え、「色々調整した」結果、時々聞こえづらくなる。
こちらの音量の問題ではない。それまで順調だったのに、急に起こった現象だから、機器の問題だ。「聞こえます」と応えるのは、音量がゼロ、即ちオフ状態ではないだけのことである。
結局、「微調整」で乗り切ろうとしていた。専門家に調べて貰うこともなしに彼女は自己満足した。
2番目に、他のトレーナーが、レッスン開始前の雑談で、大阪・関西万博を自慢し始め、しきりに万博見学を勧めた。「同じポイントで5分も立っていられない、電車に乗れない体だから行けない」と応えると、「シルバーシートでなくても席を譲って貰えばいいじゃないですか」と言って来た。
人の話を中途半端に聞いて、妄想が膨らんでいるのだろう。
電車に乗れない人間が、どうやって席を譲って貰うのか?席を譲るシルバーシートを利用する、は、電車に乗ってからの話。彼は遠出にビビっていると思い込んだのだろう。万博は今しか見られない、という思い込みもあったのだろう。
幸か不幸か、私は1970年の万博に見に行っている。
一生に一度、ではない。
3番目のトレーナーは、足指でボールを掴むのが得意なトレーナー。皆も「やれば出来る」みたいなことを言う。
出来ない。タオルギャザーとかいうのも自宅で試したが、足が外反母趾もあって硬いから不可能な動きなのである。
そして、それを応用したトレーナー達の「ペットボトルキャップ足指掴み運動会」が開催された。
レッスンの参加者には、高齢者も多い。
だが、奮起させる為なのか、やり続けた。
私は「大人の対応」として、「健康な人の病気予防が中心になってきて、リハビリの補足を期待して参加している私には向かなくなった」という理由で退会した。
Webカメラ付きPCまで用意して毎朝頑張ってきたことが無意味に思えてきた。
チーフトレーナーに事前に知らせたから、トレーナー達からどうこう言って来ない。
本心は、「自分が絶対出来ない運動を交えるのなら、参加したくない、残酷だ。」である。
私は、左膝軟骨がもうない。そして、脊柱管狭窄症。屈んだりすることに支障がある。
屋外の移動は電働アシスト自転車(電気で自走するのではなく、漕ぐ力を電気的にアシストする自転車)。膝サポーター着用必須だ。
トレーナー達は、所謂「ジム」のトレーナーに近いのだから、介護的な運動を要求しても意味がない、と悟ったのである。
私は、単なるモノカキ(趣味で文章書くだけの、プータロー)に過ぎないが、それなりにプライドもある。
小説というのは、考える文学だと私は思っている。
多くの作家の多くの作品を読んできて、複数の可能性を秘した作品も見いだした。
分かる人には判る、分からない人には判らない。
職業作家でないからこそ、誤字誤変換があっても、とにかく書く。
時間が経てば忘れるからである。
コンテストや賞狙いは止めよう。どうせ、ギャラ入らないんだし。
そう思ったら、肩の力が抜けた。
今年、学んだ重要なことである。
なあんだ。
そんな反応は『織り込み済』である。
―完―
今年、学んだこと。 クライングフリーマン @dansan01
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